log | ナノ



合わせなければ…よかった。

「んで、あいつがよぉ」

そう言って彼女の事を愛おしそうに話す獄寺。
うざいよ。ノロケ?自慢?呼びだしといて?
あんたに会えると思って急いできたのよ。
なのに話してそれ?

ねぇ、貴方にとって私は何ですか?

「おいっ!名前聞いてんのか?」

「え!?聞いてるよ」


聞いてるから、
だから、お願い、そんな微笑ましく…

話さないで―…

こんなにも、
惨めにさせないで―…

おかしいよね、違う女の話されてるのに私貴方と一緒に入れて、話せてうれしいと思ってる。
凄く苦しくて、辛いけど、それでも喜んでる。


後悔がつのるばかりだよ。
あの日、獄寺にあの子を合わせなければ…

そしたら、何か変わってたかな?
今更そんな事考えてばか見たいだよね。

悔しかった。

自分が憎かった―…


でも、貴方達を憎めない。


私を選ばなかった貴方を嫌いに慣れれば、

私から彼を奪った友を嫌いに慣れれば…

どれほど、楽に慣れるのだろう…

キラキラなあなた

(俺お前に凄く感謝してる)
(はぁ?なんで?)
(あいつと会わせてくれて)
(ばっかじゃないの!)


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -