合わせなければ…よかった。 「んで、あいつがよぉ」 そう言って彼女の事を愛おしそうに話す獄寺。 うざいよ。ノロケ?自慢?呼びだしといて? あんたに会えると思って急いできたのよ。 なのに話してそれ? ねぇ、貴方にとって私は何ですか? 「おいっ!名前聞いてんのか?」 「え!?聞いてるよ」 聞いてるから、 だから、お願い、そんな微笑ましく… 話さないで―… こんなにも、 惨めにさせないで―… おかしいよね、違う女の話されてるのに私貴方と一緒に入れて、話せてうれしいと思ってる。 凄く苦しくて、辛いけど、それでも喜んでる。 後悔がつのるばかりだよ。 あの日、獄寺にあの子を合わせなければ… そしたら、何か変わってたかな? 今更そんな事考えてばか見たいだよね。 悔しかった。 自分が憎かった―… でも、貴方達を憎めない。 私を選ばなかった貴方を嫌いに慣れれば、 私から彼を奪った友を嫌いに慣れれば… どれほど、楽に慣れるのだろう… キラキラなあなた (俺お前に凄く感謝してる) (はぁ?なんで?) (あいつと会わせてくれて) (ばっかじゃないの!) |