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ほんっと腹立ちますよねー
人の気も知らないで幸せそうにイチャコラしちゃってさ。
王子だからって社内恋愛みたいにトキメイてんじゃねーよ。「堕」がつくんだからなー
大体暗殺部隊でそんな青春的な事を謳歌しちゃっていいんですかねー?
居間のソファーで任務の時間まで暇潰そうとしたらこれですよ…
ミーがいるんですけど?あっちーんだよ。
あーやだやだ、こーゆー奴らが任務に私情挟んで早死にすんだよな。

「人の彼女に殺意向けてんじゃねーよ」

「あ、ベル先輩居たんたんですか―。眼の前の馬鹿に気を取られてまったく気づきませんでした―」

「ししっ、羨ましいなら羨ましいーて言えし」

ベル先輩ていつも笑ってますよねー
疲れないんですか―?それともそうやって笑って人を馬鹿にするのが好きなんですか―?
あ、すいません。趣味なんでしたよねー
いつの間にかにミーの隣のソファーに腰を下ろしていた自称王子。
いいんですかー?彼女の名前と楽しくお話してたんじゃないんですかー?

「フランていつも無愛想な顔だよね」

「うわー名前にだけは、言われくないです―」

流石(仮)王子の彼女、最低最悪ですねー
無表情な名前にはニヤニヤ笑ってる王子がお似合いですよー

「あたしだってたまには笑うもん」

「いいんじゃね?名前は俺だけに表情見せればいいし」

「あたしもベルだけに見せられればいいー」

「はいはい。あっちーな」

人を挟んでノロケないでくれませんかー?
エアコンつけましょう?あついですしイライラしてきましたよこれ。

大体ミーの所にくる必要ないでしょー
めんどくせーよ。2人だけの世界作ってずっと話してろよー

「フラン笑って」

「はぁ?」

「笑えってんの」

「強制ですかー?嫌ですよー」

寧ろお前が笑えよ。なんでミーが楽しくもないのに笑わないとならないんだよ。
睨みあってたらベル先輩がしびれを切らしてナイフをちらつかせて「姫の願い聞け」て殺気だててくるし…
あいつぜってーおもしろがってるよー

「…まぁ、いいや」

「んー。いいのかよ」

そうそう、諦めてくださいよー
無理に笑った笑みなんてね見れたもんじゃないですよー?
ベル先輩に年がら年中笑顔向けられてるんだからそれで満足してくださいよー

「その分見れた時レアでしょ」

「…名前どーゆう意味?」

「まぁ、まぁベル先輩そーゆう意味ですよー」

「黙れ蛙」「ゲロッ」

おもくそ蛙にチョップしましたねー
まぁ、この蛙の被り物がクッションになって痛くないんですが―
くすくすって笑った名前にドキっとしちゃったり…なーんてね。

その後名前はしばらくベル先輩に口を聞いてもらえませんでした―
理由がわからないらしくミーに訪ねてきた名前はつくづくベル先輩を怒らせたいんですねー
まぁ、ミーとしては好都合ですけどー

third party
(名前がミーに相談に来ましたよー)
(ん、だとっ!)
(慰めておきましたから―)
(お前サボテン決定)

(そうやってるなら、)
(なら?なんだよ…)
(ミーが奪いますよー?)
(!)(冗談ですー)



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