log | ナノ




なんで僕はこんなに
弱いのだろうか。
並盛の秩序がなんだ、
ボンゴレの雲の守
護者がなんなんだよ。
本当に守りたい者も
守れやしないし、
名前の隣に居る
事もできないのに。

どんなに強い敵に
勝ったって名前には
及ばない。君は強
すぎるんだよ
ねぇ、だから僕は
君を外に出したく
なかったんだ。
君には僕の帰りを
ずっと待ってても
らいたかったんだ
よ。「仕事とあた
しどっちが大事?」
て悪戯な笑みを浮
かべて名前は僕の
答えを予想してる。
僕が何て返そうと
「それは駄目だよ」
と僕の両手を握っ
て「恭弥は自分を
大事にするの」そ
んなこと言ってた
君がその言葉をま
ったく理解してい
なかったんだね。

沢田が「名前さんは
雲雀さんが本当に
大事だったんです
ね。」と珍しく怒
り僕の胸ぐらを掴
んで嫌味のように
言ってきたこと忘
れないよ。
咬み殺す気なんか
起きなかったけど
ね、彼を見据えて
たらだんだんと表
情が変わって行く
のがわかった、手
から震えが伝わっ
た、僕の胸ぐらを
掴む強さが強まっ
た、泣きそうに擦
れた声で謝る声が
聞こえたんだ。

僕がボンゴレの雲
の守護者て事で君
が死ぬ事になって
しまった。
君が自分より僕が
大事なことくらい
知っていた。
僕が君をどれほど
愛しているか君は
知っていたから、
僕に黙って敵対フ
ァミリーも来るパ
ーティーなんかに
沢田達と一緒に参
加したんでしょ。
どーせ君が参加し
なければ僕を殺す
とかなんだとか誰
かに脅されてたん
だろうけど、、、

血だらけになって
帰ってくるなんて
馬鹿だよ。
流石に驚いたよ、
沢田達を本当にこ
ろすところだった
んだからね?
でも理由を聞いた
ら自分を自分で殺
したくなったよ。

もっと名前と話し
たかったな、一緒
に居たかった、寝
たかった、ご飯食
べたかったよ、抱
き締めたかったし
、手をつないだり
、膝枕してもらい
たかったんだよ。

僕は結局名前を守
る事はできなかっ
た。自分を大事に
することもできな
かったよ。

泣き崩れの愛
(僕は誰にも)
(負けないよ)
(失う事はごめん)
(だからね)



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -