ずっと傍に居て。 そう言ったら、貴方はきっと苦笑いして、「ごめん。」と言って、私を抱きしめるんでしょう? 貴方を困らせたくない、 悲しませたくない、 苦しませたくない、 笑っていてほしい。 そう思っているのに、 貴方が傍にいると、こんなにも我儘になってしまう。 日本に来ると、一番に私の家に来てくれる。 私の部屋は、彼には小さいんじゃないかな? て思うくらいなのに、 「名前の匂いがする。」 と言って、 「俺の屋敷にも欲しい」 なんて嬉しい言葉を言ってくれるのに、、、 どこか、私には切ない・・ それは、貴方が帰ってしまうから。 時間がたつと、貴方はこの部屋にはいないから。 一緒にいる空気、瞬間。 長い時間のはずなのに、短くて、こんなに近くにいるのに私の気持ちは貴方に届かない。 「来月にはまたあえるぜ!」 そう言って手にしていた雑誌から顔を上げ私に言う。 どうして、来月の話をするの? 私は今の話をしてほしい。 なんで、近くいるのに、こんなに遠いいの? 「ディーノ、、あのさ。」 「どうした?寒いのか?」 「違う、、もう少しさ、」 「しゃんとしろって?いいじゃねーか今日くらい♪」 違う、 違うよ、 ねぇ、ちゃんと聞いて。 話を聞いて、 抱きしめて、 離れないで、 傍に居て、 愛して、 私を、貴方の傍に置いて――・・ 「で、どうしたんだ?」 「え?」 「名前何か悩んでるんじゃねーのか?」 「な、、、なんで?」 伸びる手、 その手は私の眉間を、 とん、 とおした 「皺よってるぞー?」 「な!!」 そんな風に、言うから、 「赤くなった♪」 「な、何にもない!!」 素直になれなくて、 本当が言えなくて、 また、同じ時を繰り返す、、。 結論を出すと、 (結局、私の制。) |