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私は強くなろうと思いました。
彼の様に孤高に最強になりたいと。

誰にも負けない。誰の為にも動かない。

そう生きたいと思っていた

憧れだった。私の憧れ。

裏社会に生まれ人を殺す事になれた泣き虫な子供、それが私だった。

分からないけど誰かとの関わりがほしかった。
甘えたかった。
でも、関わりを持つことはその人は死ぬてこと。
後悔はもう二度としたくない。

だから彼の生き方に惹かれ。
初めて関わりのある人が死ななかった。

いや、殺さなかった。

何年かたった今でわかる。
わたしは間違った行為だった。


彼は弱くなった。
私と貴方は敵だった。

あの時も今も、それでも私は彼に戦いを挑まなかった。

挑むきになれなかった。
楽しみは後にとっておく方だった。

何年かすればまた彼も強くなると思った。

それが失敗だった。

雲雀恭弥は最強であって弱くなった。


今の彼は敵ではない標的だ。
ただひたすら彼に向けて銃を向けた。
だけどひとつも当たらない。

弱いくせいに当たらない。
向こうから攻撃は一切してこない。

腹立つ!!


「どうして、」

あの頃と変わらない眼差しで貴方は私を見る。

「なのに、」

なんで、なの?

―どうして泣くのよ。


貴方の頬を伝っているのは涙でしょう?
私が流す事の無くなった涙を貴方は流す。


だから、貴方は弱い。

愛なんかに捕われて、

馬鹿みたい。

縛られた感情

(私は捨てた)
(僕はあの頃とかわりない)


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