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僕が口を開くと君は僕の話を阻止するように話をし始める。最初は偶然かな?とか思ってたんだけど何回かそんな事があって、あぁ、これは態とだったのかと理解した。

ミルフィオーレは二つの組織からなりたっている。一つは僕のジェッソファミリーから、もう一つはユニちゃん率いるジッリョネロ。僕のファミリーは白い隊服を着て、ユニちゃんの方は黒い服。
そして、彼女は黒い服に身を包んでいる。
あーあ。どうせなら名前ちゃんとお揃いの服が着たかったから統一しちゃえばよかったなぁ

たまたま、司令室に足を運ぶと正ちゃんに任務報告をしている名前ちゃんを発見してお茶に誘ってみると戸惑いながらも了承してくれた。
正ちゃんの方はため息をついて「お茶したら仕事してくださないね」と呟きながらズレ落ちそうになる眼鏡を押さえていた。

名前ちゃんは普通に任務もこなしてくれるし僕の身の回りの世話、及び暇つぶしにも付き合ってくれる、まぁ、出来た子だよ。

「今日は外なんですか?」

「うん。そう、天気いいしね」

「最近ずっと天気いいですよ」

「ほら、僕て外でる必要ないじゃん?だから、空てそんなみないんだよねぇ、見る必要ないし」

「引きこもりの理論はいいですよ」

敬語なくせに、言葉はまるで僕を尊敬していない。肩っ苦しいのは好きじゃないし、名前ちゃんに他人行儀されるのは嫌だからそれでいいんだけどね。
部下に用意させた白い机と椅子に腰を掛け、お茶が来るのを待つ。丸くて、白い机てお伽話に出てきそうだよね。不思議の国でのお茶会見たいな
じゃあ、名前ちゃんはアリス?うーん。でも違うかなぁ
アリスは殺意を隠しながらも笑ったりはしないから。

お茶とお菓子が運ばれて僕達の前に出される、ケーキはどれも美味しそうだし、お茶はいい香りだし用意してくれた使用人さんお茶入れるの上手だね。
運んでくれた部下を下がらせ2人だけの時間を作る、それは僕の作戦。それに気づきながらも僕の誘いにのる名前ちゃんはちょっと気に入らないかな!

「…いい香り」

「でしょー!流石、僕が選んだだけある」

「え、白蘭さんが選んだんですか!?」

「何で驚いたの?驚くところなの!?そりゃ僕だけじゃないけどさ!」

「いや、私の好きなお茶だったんで…」

「そうそう。一緒に選んだのはユニちゃんだからね」

「!…ケーキも美味しいですね」

動揺した。それを見逃すわけないじゃんか。
またまた、話を逸らそうとしちゃってさ!
結構真面目な話してるんだけどなー

「僕が名前ちゃんが好きなお茶何かなーて悩んでたらユニちゃんが教えてくれてさ」

「へー、白蘭さんはボスとお話するんですね」

「本開いてたらこれがいいんじゃないかて進めてくれたんだよ。その時のユニちゃん嬉しそうだったなぁ」

「白蘭さん私の話聞いてます?第一ボスは貴方と話し合いをしてからまるで抜け殻のようになっ、て」

「なんでだろうね?僕もそんなユニちゃんを気遣って話を持ちかけてるんだけど君の話になるとお人形さんに魂が宿るんだよ」

お人形さんて言い方が気に入らなかったのか笑みを保てないできている彼女に僕はまた淡々と話し始める。カップを持っている手が微かに震えていた。

「やっぱりユニちゃんにとって君は特別な存在だったんじゃないかな?お姉さん的な?幼いユニちゃんの世話もユニちゃんのお母さんから頼まれてしてたんでしょ。君の喜ぶ顔を見れたらユニちゃんも嬉しいんじゃないかな」

「ボスに手を出したら、」

「やっと僕の話をちゃんと聞いてくれたね」

君の顔に笑みはもうない。無表情で僕の向かいに座りティ―カップを机に置いてこちらを見ていた。

「僕が言いたいのはね、名前ちゃんをユニちゃんに合わせる事はできないて事なんだよ」

「絶対会うから」

「そう言われてもまだ、駄目なんだよねー」

「貴方にボスを渡さない」

「君にユニを返す事はまだ、できない」

今までユニちゃんと読んでいたのに突然呼び捨てになった事に苛立ちながらも名前ちゃんは必死に右手に構えた銃を抑える。
そう、此処で撃ったらユニちゃんに会うことは絶対できなくなっちゃうからね。

「困った事に君はユニにどんな力があるのかを知っている事なんだよ」

「力?」

「知らない振りしても駄目だよ?」

「っ!」

「やっぱりね。君には正ちゃんと一緒に日本に行ってもらおうかな。あ、それとも僕の傍にずっといる?」

慌てふためいた名前ちゃんも可愛いね。
ボスをまるで自分の妹のように守る君が健気でしかたないよ。
僕は君を失いたくないし、消したくないからさ、だから大人しくしててよ?

傷つかない為の予防線

(絶望に満ちた)
(君の顔をできれば)
(見たくわなかった)


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