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真っ白い部屋。
横たわる君は何を願いますか?

「名前ちゃん・・」

何度呼び掛けても、
その声に答える言葉は、
かえってはこない。

欲望のままに突き進んだ
僕への罰ですか?

君が居なければ、
何を手にしようと、

意味ないんだよ?

僕はあの時、
この場所で
時を過ごした君を、

愛しました。

でも、
そう簡単に
うまく愛せなかった。

だって君はボンゴレ
だったから・・・
僕を敵だと知った時の、

名前ちゃんは、
哀しそうに微笑んで、

「さようなら。」

そう、言って僕の前から
姿を消そうとした。

嫌だと思ったから。
名前ちゃんに会えなくなるのが怖かったから。

どうすれば、
ずっと僕の傍に
居てくれるか考えたんだ。

「名前ちゃん。僕は何を望んだんだろう?」

白い服は、
君の血で真っ赤に染まり。
僕の思いは君で染まる。

終わらない哀傷歌

時間が戻れるなら、
もう一度、
僕にきみを
愛させて下さい―・・・


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