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君にとっての俺と、俺にとっての君。そんなことどうでもいいやと考えていたのは3日前だったかな。リボーンに「名前とお前はどんな関係なんだ」と聞かれて悩み始めたのだ。困ったら助けてくれる良い友達ってのもあるけど辛い時苦しい時傍に居て俺を支えて守ってくれる人、失いたくない大切な人とか、一杯ありすぎてわからないんだよね。どうしてこんなダメな俺の傍にいてくれるんだろう?とかしか考えた事なかったかもしれない。今思えば俺達の関係は不思議なものだったんだなあ。気にすることなく中学高校を卒業してたんだしこの際なかったことにして考えるのやめようかな。なーんて思ってたら「すぐでてこねーのか。ほんとにお前は駄目駄目だな。いいか?3日以内に答えを出せ。じゃなきゃ額に風穴あけるぞ?」ってあの笑っていない顔で言われたら死ぬ気で考えるしかないか。

1日目はとりあえず名前を眼で追う事にした。仕事?ちゃんとやってるよ!獄寺君のがちょっと増えたけどね!なんだかなあ。変態見たいだなこれじゃあ。心に思うのは昔よりも髪が伸びたとか化粧が薄くなったなあとか胸が大きくなった気がする誰に揉んでもらったんだそいつ殺すぞって感じの蟠りだ。モヤモヤする。

2日目はお茶に誘ってみたら仕事しろって怒られた。私も手伝うから終わってから行こうってことになったしいいか。一緒に仕事できるやったー!て嬉しい反面名前にはこんな仕事しないで俺から離れた方がいいって考えもある。一緒に居てほしいから声に出さない俺は最低だなあ。いつから俺はこんなにも名前に依存したんだろう。何度悲しませて泣かせたんだろう。ああ、どうか俺の事を殺したいくらい憎んでくれないだろうか。

3日目気分はガタ落ちだ。なんだかんだで最終日来ちゃったし。逃げちゃおうかなリボーンが部屋のドアを蹴り破ってくる前に。答え何てでるわけないよ関係なんてないもん。最初に戻るけど俺と名前の関係っていったいなに!?名前の幸せを奪ってきたクズとの関係ってなに!?誰にでも優しいし誰のためにも涙を流せて仲間の為に闘う名前にとって俺はただのその1人。それ以上を望んではいけない気もするし、 名前もそれ以上踏み込んで欲しくないから俺に頼ることはしないんだろう。


きなのです、大好きなのです。しかし恋ではありません。きっとこれはわたしだけのもの。


「で、答えは出たのか?」

「まったく自覚させたいならそう言えばいいだろ」

「俺が言ったんじゃお前の気持ちだかわかんなくなるだろ」

「あーもー! これじゃあ名前を笑顔で任務に送り出せないよ! 」

「お前がもっと強くなればいい話だ。そしたら危険はなくなる。」




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