今日だっただけ

「俺はお前に嫌われていると思っていた」

「興味はなかったけど嫌いってわけじゃなかったよ(こいつするどいな)」

あのアカデミーの出来事から任務中にイタチが話しかけてくるようになった。うちはサスケにも何故だか懐かれてナルトと一緒にいる時は何のライバル視しているのかしらないが話しかけてこない癖にナルトの迎えを待ち伏せしていたりイタチを使って会おうとしてくるからもうなんなの稽古とか修行付き合えとかイタチにやってもらえばいいじゃん。そしていやいや行くとイタチも居るというね。お前が居るなら私いらねーだろとキレたがあまり効果がなくサスケが「かおるが来るから兄さんも修行に付き合ってくれるんだ」と後から教えられた。勿論、サスケに教えるのだから平等にナルトにもご指導したさ。大体、イタチがかおるはアカデミー時代に俺と肩を並べる程の成績だったとか言ったのが悪い。まず、君たち兄弟の話の中で私の名前を出していることに驚いたよ。


「お前は弟が里の大人たちに疎まれていてどう思っているんだ」

「ん!頭が狂いそうな程嫌にきまってんでしょ」

「それでも里に尽くすんだな」

「あのねぇ、誰が里の為にこんな汚れ仕事までするか!私はあの日からずっと弟の為にしか生きていない。木の葉にいるのだってナルトが火影になりたいっていったからさ。あの子が影になる里を良くしたい思うのは当然だろう。」


イタチの前で私も開き直って本音で話すようになった。先輩のカカシさんに鋭い目で睨みつけられる相談までしてしまった。本当にあの人はなんなんだろうか父さんが生きていた頃は私に無駄について回っていたと言うのにさ。


「俺はお前の事嫌いじゃない」

「いや、どっちでもいいんだけど」

「カカシさんがお前を心配していた、里内での立ち位置や俺との関係を昨日のツーマンセルで聞かれた」

「恐ろしい事言わないでよ。ツーマンセルでどうして私の話になるのよ」

「最近、よくかおるの事をよく聞かれる。お前は自分が思っているより人に好かれているぞ」

「え、だからその好き嫌いの情報すごくいらないんだけど」


どうでもいい話を交わすようにもなった。あと、イタチが頭を撫でてくるようにもなった。そーゆう時は大体私の心配をしてくれている時だ。イタチはバカだ。自分だって色んなものを背負い込んで悩んでいるのに人の心配をする馬鹿優しいやつ。

ナルトを危険因子として見ているダンゾウをマークしていると自然にうちはの情報も入ってきた。内乱を企てているのは勝手だがそれにナルトを巻き込めばいくら私のナルト愛の捌け口となっているイタチでも敵とみなす。まあ、イタチは戦争なんて望んでいない事ぐらいわかる。平和なんて来るはずないのに自己犠牲をするくらいなら大切なものを作るんじゃないよ。




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