きみひとりしかいない

今日も人を殺した。昨日も相手の動脈に毒を打ち込んで殺した。その前の日は跡形もなくなるように燃やした。その前もその前の日も日常生活の一部になっている様に人を殺した。それなのに木の葉の里は私がいると安心だとか心強いと言ってくる。私はお前らの為にこの手を汚しているんじゃないのにおかしなことを言うもんだ。大切な大切な愛しい弟の為だ。お父さん、お母さん、かおるは今日もナルトを守ることができました。


私のお父さんは木の葉の里の英雄で四代目火影イケメンです。お母さんは人柱力の前任者で怖いけど素敵な人でした。そんな凄い二人の元に生まれうふふあははな生温い生活をしていた私ですが弟の出産の際にぐるぐる仮面が襲ってきて地獄に叩き落されました。母さんに封印されていた九尾の狐が出されて里を襲うわ父さんがそれを収める為に私に封印するかナルトに封印するかで夫婦喧嘩になるわで大変な一日だった。まあ、封印されたのは弟のナルトの方で私は女だから結婚して孫を産んでほしいらしくその時また封印が弱まって奇襲されるってことを危惧してやめたみたい。そして九尾の爪に父さんと母さんは串刺しにされて私の目の前で死んだ。私だってナルトを守るために前に飛び出したのに本当親ってすごいあんな勢いのある攻撃止めちゃうんだもの。


「かおる、ナルトを頼んだってばね」

「もしも九尾が暴走してもわかるようにかおるにも九尾のチャクラを少し封印しておくよ。離れていてもお前たちはこれで繋がっている。お互いの生存を把握できるんだ」


そんな機能いらないから父さんと母さんが生きてよ。「幸せになるんだよ」って二人とも泣きながら笑っていた。この時点でもう私は里なんてどうでもよくなっていた気がする。それから必死に人柱力であるナルトを守るためにいろんなやつと闘った。時には里内、他里、そうしていくうちにあっという間にアカデミーも卒業になっててびっくりしたなあ。友達と言えば九尾のクラマぐらいだ。あ、この名前外には他言無用なんだって弟にも秘密の名前ならしい。チャクラを通して会話ができるようになっちゃってからもう話し相手がこの狐になっちゃってさ里を襲ったのも操られてたみたいだし許す。それよりも私は人間のが嫌いだからいいよ。早くナルトも喋れるようになってほしいなあって思ったんだっけ「うー、あー」「まんま、まんま」しか言わないんだもの可愛い。なーんてさ、微笑ましい光景があったのには今では一切口を聞いてくれません。

でもナルトが生きていてくれることが私の幸せなので嫌われたってかまいません。

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