夢でおどるおどる

第三試験の前に予選として行われる試合で私はまたもや見ているだけだ。もうこれ帰っていいかな?懐かしき試合会場でもあるが私からしたらイタチのハイスペック紳士さと強さを見せつけられた印象が一番強い。折角ナルトに会えたのに抱きしめることも応援の言葉も掛けられないなんて拷問か!頭にきたので隣に立つ月光ハヤテの足を踏んだら無言で睨まれ大袈裟に咳を二回され離れろとジェスチャーされた。いやまあ、私が悪いんだけどまったくスッキリしなかった。そして第一試合でサスケが勝利しわーこの子ホント恐ろしいわぁと感想を述べていたら火影命令でカカシとサスケの元にいかされた。ナルトの試合に間に合うようにしてくれなかったらどうなるかわかってんだろうなコラァと脅しをかけて置いたので弟の試合はさき伸ばされるハズだ安心して行こうじゃないか。


「私にサスケの呪印の封印をしろだと?」


確かにイタチにサスケの事を頼まれたさ。そりゃ、サスケに何かあればしてやるかもしれないけれど何だか最近変な方向に自分が変わっていってる気がするのだ。私はナルトさえ生きていればいいし、ナルトが火影になる夢を叶えるために強くなりその他諸々の術も覚えた。それなのに、他人に心を動かされすぎてる気がする!


「いや、そんな思い悩むこと?」

「うるさい、あんたが私に関わるようになってから調子狂わされっぱなしなんだよ」

「可愛すぎでしょ抱きめしていい?」

「は?意味わからない近づくな変態!

「はいはいツンツンしないの。お前がどんなに自分を偽ったて根っから優しい子なのをオレは知ってるから素直になりなって」

「ほんともう関わりたくない」


こんな薄暗い地下に呼び出すから何事かと思えば、サスケは既に上半身脱いで疲労しきってるしやるしかないじゃんよこれ。


「...かおる、頼む」


サスケのセリフでほんともう昔にフラッシュバックしてしまった。イタチと似すぎだ!おい、何ドキドキしてんだよもう「ん、イ...サスケ。動かないでね」とかもう名前呼び間違えるところでした!私やってあげる感じになっちゃいましたよ。


「え、なにこのオレの複雑な気持ち。凄いモヤモヤするんだけど頼んだのオレなんだけどさぁ」

「ちょっと騒ぐなら出てって」

「カカシとあんたはどーゆう関係なんだ..」


オトナの関係だとか言い出したカカシに封邪法印の説明をさせ離れてもらう封印術に取り掛かる。あの三忍と呼ばれた大蛇丸の呪印を私がどうにかできるとは思わないがナルトに変な封印式を組み込んだ仕返しとしてサスケをあんたの好きなようにはさせない。親指を噛み出た血で封印式を描いていく、ついでにサスケの疲労も回復してあげといた。あれ、私さ...今回医療班バリの仕事してないか?


「自分も封印の法術まで扱えるようになったのに...かおるに任せるなんてね」

「アンタは...」「大蛇丸!」

「お久しぶりね2人とも」


ナルトに手を出したんだ殺す!クナイを握り大蛇丸に向かう前にまさかのカカシに後ろから首に腕を回され制止をかけられる。ほんとに!!こいつ邪魔だな!!大蛇丸は余裕そうに昔と変わらず仲良いのねなんて言って嫌な笑みを浮かべているしカカシの腕から抜け出す程の力がないことが悔しい。サスケの封印に気合入れすぎた!機能プラスして封印の様子が私に伝わるように印を組み込んだのがいけなかったなあ。取り絶えずもうカカシ時間を稼いでもらい私はチャクラの回復を図ろう、うん。なんか写輪眼があーだとか木の葉を潰すとか、やっぱりこいつは殺すべきだな。うん、て「ちょ」いきなり私の拘束を解いて突き飛ばしたカカシは雷切発動させるし。何が刺し違えるだ私の目の前でやるなよ頼むから!てか、封印が意味ないとかなんなのもうほんとお前その若さが変わらない顔崩してやる!一応私のオリジナル封印だぞこら!背を向け用とした大蛇丸に苦無を投げ奴が避けたと同時に舜身の術を発動させ頸動脈目掛け苦無を振るうが流石三忍口寄せしたであろうヘビを切り裂いていた。


「ますますミナト君に似てきて、ほんとに壊したくなる。」


いやもう、ゾッとしました。気持ち悪すぎて距離とったよね。なんで私この人にこんな憎まれてんだ?あ、どっちかてーと父さんが嫌われてるのか。貴女と戦うとなるとリスクが伴うから今は遠慮したいわ。と去っていた大蛇丸の背中を二人で見つめ悔しそうに自分の手を握りしめるカカシにかける言葉がみつからなかった。
少し休憩してから予選会場に向かうことをカカシに告げ疲れたのでサスケの病室の椅子に座り仮眠をとる。ほんとはまた大蛇丸が戻ってくるかもしれないと思い見張りにきたのもあるけどね。


「あ!姉ちゃん!」

「ん!みんな元気そうに怪我してるね!」

「かおるさん!いつの間に戻ってこられてたんですか!?」

「さっきだよ。2人とも気絶しちゃってたからね、サクラとイノいい勝負だったよお疲れ様」


女の子が顔に怪我しちゃってくノ一は顔が武器の時もあるんだからねと頬の腫れだけ治してあげる。イノは私の事を誰?て顔で見ているとカカシが自己紹介をしてくれた。さてはて、私は審判の位置に行かねばならんのよ。ハヤテの隣に移動しようとすればまさかのテマリが敗者を投げるんだもの受け止めましたよね。私、試験官なんだけどこれあり?ありなのか?まあ、この子落ちたしいいか。


「何をするんです!それが死力を尽くして戦った相手にすることですか!!」

「あー、それだつまり可愛げがないね君」


抱きとめたチャイナちゃんをガイの秘蔵っ子のリーに渡して一応注意しておく。


「うるせーな… とっととそのヘッポコ連れて退がれよ!」

「おいこら、それ私にも言ってんのか」

「あんた第一試験の時の...」


テマリが全部言い終わる前にリーが手を出してくれたので私の痴態が上忍達に伝わる事がなくて良かった。ほんとうによかった。ハヤテがなんか言おうとしたが許してやってくれ私も感謝してるんだから、ね?


「おーい、試験官の前で堂々と乱闘しないでーこれ以上騒ぐようならめんどくさいから全員失格にするって審判が言ってます」

「ゴホン、言ってません」


リーはガイが引き上げテマリの方は我愛羅の一声で戻っていった。我愛羅くーんもっと早くそうしてあげてよ。あとこっちそんな見ないでカカシとか怪しんでるから。あとシカマルお前、今ナルトと似てないって言っただろ個人的な理由で〆るあとで。



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