春休み真っ只中に行われた、青学と氷帝の合同練習。



見慣れたバカでかい校舎。


見慣れた広いテニスコート。


そのコートのすぐ横にある、見慣れたレギュラー専用部室。




全部、全部・・・



何一つ変わらないのに。








周りを見渡しても、綺麗な金茶の髪は見つからない。




コートに響き渡る偉そうな台詞も、聞こえて来ない。




「氷帝の奴らを負かしてやろうぜ」と俺の肩に腕を回してくっついてくる桃先輩。
こんなとき、いつも凍てつくような鋭い視線を感じていたのに。
今は一切感じない。




部長として「宜しく」と挨拶をする日吉さんの顔に、一瞬景吾の顔を重ねてしまった。




・・・っ、なんでだよ。



二週間前。


景吾が中等部を卒業する日は、何とも思わなかったのに。






今になって・・・、






景吾のいない、氷帝テニスコートを見て、






凄く






凄く






どうしようもないくらい・・・









淋しさが込み上げてきた。














...end.







○あとがき○

どうしよう、リョーマさんめっちゃ淋しがってるよ(:∀;)
引退してからも跡部様達はしょっちゅう合同練習とか見に来てそうだけど、卒業したらさすがに来ないかなと。
このあと、リョーマさんは「会いたい」って跡部様にメールしたはず♪
そしてずっと跡部様にひっついてると思います。
前回に引き続き短くてすみません(^_^;)
次はもうちょっと長いの書きたいな。
ここまで読んでくださってありがとうございました!

2012*3/30

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