等身大(超庶民的とも言う)大学生忍跡ちゃんの年越し妄想


二人とも東京の大学に在学中で一人暮らし。年末年始に二人とも帰省しないでいる。跡部が大晦日の夕方くらいに忍足の部屋に押しかけてくる。蕎麦持参で。

跡部「こんばんはー。はい、これ。蕎麦」
忍足「え、ああ…年越し蕎麦な… ってそうやなくて!!」
跡部「なんだよ? あ、天ぷら要った?」
忍足「いや…蕎麦のことやないから…。お前実家帰らんかったん?」
跡部「帰ろうと思えばいつでも帰れるし。つーかお前だって帰ってねえだろ」
忍足「大学忙しくてな…。帰ってる暇ないっちゅーか、帰るのめんどいっちゅーか」
跡部「年末年始くらい帰んねぇとご家族心配すんだろ。ただでさえ帰ってないのに」
忍足「だからお前に言われたないわ」
跡部「俺は都内だしたまに帰ってるからいいんですー」

そのあとはこたつに入って紅白歌合戦見ながら適当に缶ビールとか飲んで鍋とか食べる。
紅白歌合戦の勝敗がついて『行く年来る年』が始まる頃に年越し蕎麦食べ始めて、「来年もよろしくなー」とか言いながら年を越す。

跡部「紅白は今年も白組勝ったなー」
忍足「せやな」
跡部「去年も白組勝ったよな。つーかここ何年かは白勝ってるような気がする」
忍足「確かに…って、え、跡部毎年紅白見とんの?」
跡部「見てる」
忍足「マジか。意外すぎる」
跡部「宍戸が日本の大晦日は紅白見て過ごすのが伝統だっていうから。そのあと萩之介に聞いたらそうだって言われて…それからそうしてる」
忍足「…へぇ(宍戸はともかく滝は絶対楽しんでるやろ…)」

でも実際宍戸さんは十中八九『ガ●の使い』見てると思う。

忍足「初詣行こか」
跡部「行かない」
忍足「なんで?」
跡部「鍋食って蕎麦食って温まったのになんで外の冷えるところ行かなきゃいけねーんだよ」
忍足「ええやん。日本の正月は初詣に行くもんやで」
跡部「寒いからやだって」
忍足「初詣から帰ったら温めてやるから…いろいろな意味で」
跡部「年明け早々色呆けしてんじゃねーよ…」
忍足「ガチトーンやめて! 帰りにコンビニでアイス買ってやるから行こうや」
跡部「そういや“こたつでアイス”も日本の伝統だよな」
忍足「伝統っちゅーわけやないけどな。ほら!立って!行くで!」
跡部「しょうがねぇなぁ。アイスはハーゲンダ●ツで」
忍足「うっわ、お前が俺にダ●ツたかんの」
跡部「買ってくれるっつっただろ」
忍足「まぁそうやけど。でも景ちゃんと初詣行けることと比べたらダ●ツなんぞ安いか」

帰りにコンビニでダ●ツ買ってもらうけど、忍足の好きな味を選んで3分の1くらいあげるんじゃないかなーと思います。あとついでにお酒も買う。
(わたしの地元では「ダ●ツ」って略すけど他はなんて言うんだろう?「ハ●ゲン」?)

初詣に行く道中
忍足「そうや、お神酒もらって飲めばちょっとは体温まるんやない?」
跡部「日本酒あんまり好きじゃない…」

跡部って絶対日本酒苦手だよね…かわいい…

やたら庶民っぽいテンプレな年末年始送る忍跡…というかやたら庶民的・等身大の同年代と同じことやってるような忍跡好きです。
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