010: 風間 虎之介

010-10/31: person × ...

ハッピーハロウィーン!
(10月最後の日、家に帰っての第一声がそれ。年甲斐もなく弾んだ声で言い放ったのち、両腕にそれぞれ抱えていた袋をリビングの床に下ろす。片方は日々よく見かけるポリエチレン製のレジ袋、もう片方は広げてもなお折り畳み跡がくっきり残った安物感の否めないエコバッグ、どちらも中にはお菓子が詰め込まれているが、昔懐かしい駄菓子から手作りと思われる凝ったラッピングの一品まで、その種類は多種多様で)
えっ、なんか今日ハロウィンだなーと思って皆に言ってたら貰った! 好きなの食っていいぞ。色々あるんだ〜。
(この大量のお菓子はどうしたのかと、ごく自然な疑問を投げかけて来た相手にこちらは満面の笑みを返し、袋から取り出した一つ一つを「これは経理部の○○さんから」「そっちは同期の××から」と具体的な説明を交えつつ広げ)

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