013: ステラ・フルゴル

013-5: exorcist × ...

相談というのが、ですね……その、仕事の内容によっては家族や恋人のふりをしなければいけないことがあるそうなんです。けどわたし、スキンシップとかってあんまり……。だから、練習に付き合ってもらえないでしょうか?
(喫茶店の一角、呼び立てた相手の対面に座してしばらくのあいだ会話の糸口に迷う素振りを見せていたが、ホイップクリームたっぷりのカフェモカで満たされたカップを両手で包み持ち、一口含んで唇を湿らせてからおずおずと切り出す。困りきったように眉を八の形にし、光を弾いて複雑な色合いに変わる瞳は、この突然の申し出を口にした緊張と拒否されるかもしれない不安からまばたきの回数を増やし。何とか受けてもらえないかと重ねる言葉は次第に気弱にトーンを落としていき)
もちろんお礼はします! 食事を奢ったりとか、あっ、ここもわたしが出しますし……他にも何かお手伝い、とか、できる限りのことは……。ご迷惑じゃなければ、お願いできませんか……?




*設定参考
同僚祓魔師のほか、知人、友人、義兄弟(司祭の養子同士など)といった関係でも問題ないかと思います。一応「仕事」としか言及していないので、ステラが祓魔師であることを知らない設定もイケる……つもりです……。
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