ループ



「土井先生」
「ん?」
「好きです」
「私もだよ、利吉くん」
「土井先生…っ!」
「なーんてね、冗談」
「ええっ、そんなあ…」
「嘘、うそ。冗談」
「どっちなんですか!」
「君が思っているより、私はずっとずっと君が好きなんだけどな」
「それは嬉しいですけど……、私だって土井先生を好きな気持ちは凄く大きいですよ。誰にも負けません」
「そうか。でも私の方が凄く凄く利吉くんを好きなんだから」
「いや私の方が凄く凄く凄く凄く凄く好きです」
「私はそれよりもっともっと両手じゃ抱えきれないくらい好きだ!」
「いいえ私の方が好きです!私は地球と同じくらい好きです!」
「ちょっと利吉君。地球を出すなんて反則だよ!そんなの勝てっこないじゃないか!……全く子供だなあ」
「そうです。まだ子供なんですから私は。子供の戯言だと思って受け取ってくれたって良いじゃないですか」
「…………ぷっ、あはははは」
「なっ、何ですか!」
「はは…、ごめんごめん。開き直る利吉君もたまには良いなって思って」
「…そんなに滑稽でしたか」
「いや、可愛いなと思ってね」
「……」
「というか、私も変な所でムキになってしまったね。はは…」
「知ってます?」
「ん?」
「たまに見る大人気ない土井先生の方が何倍も可愛いですよ」
「言うねえ利吉くん。でも君の方がその何100倍も可愛いんだから」













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変ないちゃつき。
我ながら打ってて「なにこれ」ってなった。流石バーっと思いつき文章。
この後も競争が続くっていうね^^


2011/5/1



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