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「99…」
俺は最後の小枝を並べた。それを見つめ、のろのろとその場にうずくまる。
頭がぼんやりする。体が重い。足一本動かすのも億劫だ。

あの十三夜からやっと99日目がやってきた。
あとは月が泣いてくれるかどうか。

俺は前足に顎を乗せる。自然とまぶたが下がってくる。
ーーー月が登るまで少し眠ろう。



目を閉じると、まぶたの裏に浮かぶのは君の泣いている顔ばかり。
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