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「…リュカ起きてる?」
「…起きてないよ」
「起きてるじゃん」
「……起きてないよ」
「寝ぼけてるでしょ?」
「………寝ぼけてないよ」
「……リュカなんてだいきらい」
「…キコのうそつき」
「……寝てるんじゃないの?」
「…寝てるけど起きてる」
「てゆかリュカもう少し力抜いて!腕が折れる!」
ぎゅうぎゅうとキコのことを抱きしめて眠るリュカの胸元をぐいぐいキコは押し返す。
「抱き枕はおとなしくしてて」
だけどリュカは寝ぼけた声でそう言ってさらにキコのことをぎゅうっと抱きしめた。すうすうとリュカの規則正しい寝息が聞こえてくる。
「ち、ちょっと起きてよリュカっ!!ハルさん助けてーーーー圧死するーーー!!!」



このあとお嬢の叫びに気づいたハルが部屋に乗り込んできます(笑)→「なんでそこでハルを呼ぶの?」「アレクの方が良かった?」「もっと駄目!」「まったく、何をそんなに朝から不機嫌なんだ?」「…別に(ムスッ)」
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