ヤンデレ短文



願望


殺したい殺したい殺したい。
お前を殺したい。
俺の心を全部、お前の色に染めて、それで知らん振りを決め込むとは、いったいどういう了見だ。
だいすきだとかあいしてるとかおまえしかいないとか、
そんな言葉が何になる?
お前と一緒にいると心がざわざわする。
お前と一緒にいないと、お前のことばっかり頭をぐるぐる回る。
四六時中お前のことを考えているというのに、全然どうにもならないんだ。
そうしてると、どうしても心の奥底から湧きあがってくるのは純粋な殺意。
すきなんだ。
おまえがすきなんだ。
口にはしないけど、絶対に言ってなんてやらないけど、
おまえがすきなんだ。
俺がこの手でお前を殺したい。
他の誰でもなく。
この俺の、この手で、おまえの輝かしい生命を、憎々しいほど暖かい体温を、全部奪い去ってやりたい。
お前が最期に戦うのはこの俺で、お前が最期に見るのはこの俺で、お前の最期を看取るのはこの俺でなければならない。
命を絶たれたお前を見て周囲が悲しめば悲しむほど、きっと俺は優越感に浸ることだろう。
だって、お前は俺のもの。
俺はお前を殺して、俺のものにするんだ、永遠に。
他の誰にも渡したくなんてないんだ。

「勘違いするなよ、カカロット。お前を殺すのは、この俺だ。」
「ああ」

不敵に笑うお前。
でも、おまえは絶対俺を殺してはくれない。
サイヤ人の血が流れているなら、同じ気持ちを持ってくれてもいいのに。
同族なんだから。
地球人にこんなこと言ったら気違い扱いされるだろうが、きっとおまえだけは分かってくれるはずだろう?
だって、サイヤ人だろう?
お前も俺も、最後のサイヤ人だろう?
俺が好きなんだろう?
俺は今すぐにでもお前に首を絞められたい。
その大きな拳で思いきり殴られて、頭が破裂してしまえばいい。
この頑丈な腹を貫通するほどの力で殴ってくれてもいい。
お前に嬲られながら逝くのもいい。

俺の願望は、お前の願望である。

本当の意味で理解してくれるのはきっとお前だけだって、俺は知っているんだ。
だけど、俺はお前を殺せない。だって、お前はいつも俺の一歩先にいるんだ。
どうしても俺の手ではお前を殺せない、それだったらいっそのこと殺してほしいと思うのに。
俺が見えるのは、優しいお前の背中ばかりなんだ。





end.




なにこれ\(^o^)/
ヤンデレ書きたい衝動に駆られて書いた\(^o^)/
しかし後悔はしていない\(^o^)/
昔からこういうヤンデレ&暴力的なやつが大好きで、よく書いてたな…。
特に、るろ剣の斎左のときが一番ひどかったんだww後半なんてほぼ殺人→食人とか両脚切断ネタとかそんなんばっかりだったw


101014

- ナノ -