■ベジータ女体化
■特殊エロにつきR18
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奴隷








漆黒の瞳で、ベジーティアはちらりと旦那を一瞥した。サイヤ人というのは、基本的に就労を好まず、ずば抜けた戦闘能力で生計を立てているといっても過言ではない。
自宅警備員の如くほとんど家に居る黒髪のぴょんぴょん跳ねた下級戦士は、斯々然々でベジーティアの夫であった。居間で指一本の腕立て伏せをしながら、テレビを見て笑っている。なんとも暢気なことだ。
本当は、王女であるのだからそれなりの地位の男と結婚するのが筋なのだろうが、ベジーティアに婚約を申し込んだ数々の男を簡単に倒してのけたのがこの下級戦士――カカロットであった。王女の夫の座を巡って武道大会が開かれたのだが、エリートを含め、誰一人としてカカロットには敵わなかった。
自分より弱い男など迎えるまいと、最後にはベジーティア自ら戦いに臨んだ。幼い頃からエリートとして育てられた自分より強い者には会ったことのなかったベジーティアと戦うと、彼は初めて笑顔を見せた。「おめぇになら本気出せそうだ」そう言って、突然その姿を金色に変えたのだ。それからは、圧倒的な力の差だった。スカウターは一瞬で爆発し、凄まじい気に身震いした。――この伝説の戦士に殺されるなら、或いはそれもいいかもしれないとまで思った。

カカロットは下級戦士にして伝説の超サイヤ人だったのだ。憧れてもその壁を超えられるのはごく一部であるというのに。

ベジーティアは大きく重たい腹をさすりながら、盛大に溜息をつく。
ちょうど1年半ほど前から始まった同居生活でも、家事や雑用はすべて城の従業員が行っている。だから、食べる時間と寝る時間以外はほぼ修行の時間にあてられたのだ。カカロットと組手をするのはどんな修行よりも最高の手段だった。
しかし、今はどうだ。
妊娠して、もう9ヶ月が経とうとしている。
立派に膨らんだ腹、随分大きくなった胸。着々と筋肉が落ちて脂肪がついているのが分かる。
こんな体で満足に組手ができるはずもない。
それなのにときどき腹の中で動く我が子に愛着すら湧いてきて、こんなことで一国の王女が務まるのかとベジーティアは悶々としていた。
普段の生活の一部となっていた組手や修行という時間は、強い腹圧がかからないトレーニングに限られ、疲れやすく長時間はできなかった。当然、動きに制限が出た分、体は欲求不満を訴え始める。

ベジーティアはもぞもぞと足を動かして、のそりとカカロットの方へ歩いていった。

「なんだ?ベジーティア」

ちらりと首だけを向けてこちらを向いたカカロットを、ベジーティアはがつんと左足で蹴る。
まさか突然蹴られるとは思っていなかったカカロットは、ウワッとか何とか情けない声を出しながら転がり、「いきなり蹴るなよぉ」とまた気の抜けた炭酸のような顔をしている。

「なんだじゃない。」
「だって、言ってくんねぇと分かんねぇぞ」
「黙ってついてこい」
「?」

ベジーティアは、もう妊娠37週になろうという妊婦とは思えぬ姿勢の良さで、カカロットを後に従えて自分の部屋へ向かう。ベジ―ティアが何を考えているのかなど知らぬカカロットは不思議そうに首をかしげた。

「そっちは寝室しかねぇぞ?」
「黙れと最初に言っただろう」

冷たく一蹴すると、ベジーティアは白い手で寝室の扉を開けた。
キングサイズのダブルベッドに、腹に気を遣いながらゆっくりと腰掛ける。
マタニティデザインの青色の洋服をおもむろに捲り、そのまま脱ごうとするのを見て、鈍いカカロットもようやくその意図に気づいたらしい。
困ったように眉を寄せて、ベジーティアの脱衣をただ見ている。
服を脱いでみると、妊娠線の浮き出た大きな腹が目立つ。さらにブラジャーも外そうとしたベジ―ティアの手を、夫の手が制止した。

「おめぇ、腹に子供が…」
「こんなに大きくなる前はズコバコやっていたくせに何を躊躇う。我慢できないんださっさとしろ」

それとも、こんな腹じゃヤる気もしないか?と挑戦的にカカロットを見つめる漆黒の瞳に、うまい返しが思いつかずカカロットは黙って隣に座る。

「フン、そんなに嫌なら別にいいぞ」
「…そうじゃなくて」
「貴様のようなバカでも多少は気を遣えるんだな」
「本当にでぇじょぶなんか。オラはおめぇが心配なんだ」
「もうこんなに大きくなってるんだ、いつ生まれたっていいだろう?」
「……」

ベジーティアは、胸を圧迫しないようにできているブラジャーの中に、カカロットの手を導いて艶めかしく微笑む。
妊娠の影響で大きさを増している胸は柔らかい。カカロットの熱い手に心臓がやけにうるさく脈打っていた。

「…知らねぇぞ、オラはもう」
「…それでいい」

そのまま荒々しく口付けられ、それだけでベジーティアは期待に下腹部が熱くなるのを感じていた。
それでも気遣わしげなカカロットにゆっくりと押し倒されながら、ベジーティアは筋肉質ながらも細い両腕を広い背中に回す。

「ん、ん」

抵抗なく脱げる緩い服を脱がせられながら、ベジーティアはキスをねだって赤く色づいた唇を開いてカカロットの舌を誘いこむ。
どうせなら、もっともっと乱暴に扱えばいいのに。
彼の濡れた唇が、ベジーティアの細い首に落ちる。
下着を総て取り去られると、異様に腹が膨らんだ小さな体にカカロットの大きな掌が妖しく蠢く。

「おっぱい、でっかくなったな」
「当たり前、だ」

むにゅ、と大きくなって揺れる胸を揉みしだかれる。すでに、もうすぐ生まれてくる子供のために母乳を作り出しているそこに、甘い痺れが広がってベジーティアは身をくねらせる。
それに呼応するかのように、腹の中で子が動いて子宮壁を蹴られ、あらぬところからも粘液が溢れた。

「っ…あ……」
「いつもよりビンカンなのか?」

少し楽しそうに口角を上げたカカロットにぎゅうと乳首をつままれ、びくんと腰が浮く。
何度も何度も、まるで子供がそこに吸い付いているような動きで乳首を擦られ、じわりと何かが滲むような感覚があった。

「ん…なんか出てきたァ…」

にちょにちょと濡れた音が聞こえ、ベジーティアは思わずその両頬を真っ赤に染める。

「や、や…めっ…!」

ベジーティアの言葉など聞き入れるはずもなく、カカロットはそれを口に含む。頬をへこませて、音を立てながら吸い付き始めた彼を押し返そうとしても、うまく力が入らなかった。
あっ、あっ、とか細い声が漏れ、何かを嚥下しているカカロットから目を逸らす。
射乳しているのは、確認しなくても分かった。
子供に飲ませるためのものである自分の母乳を、あのカカロットが情欲にまかせて飲んでいると思うと背徳的な快感がぞくぞくと背筋を駆け巡る。

そのとき、びくん、と子宮が痙攣して、ベジーティアは身を竦ませた。

「ッひ…?!」
「ん?」

不随意にびくんと腹が震え、未知の感覚に肌が粟立つ。

「すげ、腹がビクビクしてっぞ」
「も、そこ、やめ…ッ生まれちゃ…」

不覚にも涙が出そうになり、ベジーティアが懇願するように訴えるとカカロットはぺろりと唇を舐めてそこから顔を離した。

「おめぇの赤ちゃんより先に、オラが初めてのおっぱい吸っちまったぁ」
「んっ……ば、バカ野郎っ…」

ぴん、と意地悪にも濡れた乳首を弾かれる。

「ひぅっ」
「おめぇがどうしてもって言うから付き合ってんのに、我儘だなぁ」
「あ、だっ…だって!」

ベジーティアは息があがっているのに、全く余裕そのもののカカロットが憎たらしい。
大体にして、重たい腹を上に乗せて仰向けの体勢は決して楽ではない。

カカロットがおもむろにベジーティアの柔らかい太腿を掴んで両側に開かせる。
ぎりぎりまで広げられた恥部はすでに粘液で濡れ始めているのは自分でもわかっている。それをじっくりと眺められるのはどうしても羞恥心をおさえられない。性器が敏感になっているのか、ただそうやって視姦されているだけで、さらに濡れてヒクヒクと震える。

「そんなに我慢してたんか?どろどろだぞ」
「いっ…いちいち…煩いッ」

はぁ、はぁ、と息をつきながら、しかし彼の動きを制止することはなく、太い指で陰唇をなぞられて目を閉じる。陰部の一番上で震える小さな粒を指先で転がされ、がくんと腰が浮いた。

「ア…ぁっ…あ」

まるで他の神経は痺れてしまったかのように、そこはベジーティアに快感だけをダイレクトに伝えてくる。体勢のせいでだんだん息苦しく、でもそれさえ気持ち良くて、ぐちゅぐちゅと腟の入り口を弄り始めたカカロットに身を任せて細く喘ぐ。

「やらしー穴」
「ッ……」

性的興奮にぎらつく瞳はうっすらと緑を帯びていた。見え隠れする絶対的な伝説の力にベジーティアはぞくりとしながら、肩で息をする。
彼の股間はすでにズボンの中で苦しそうに勃起していて、あの固い肉棒が自分を貫いてめちゃくちゃにしてくれると思うと、それだけで身体が震えた。

「なあ…」

不意に、カカロットが自分の顔を覗き込んだ。
間近で見ると意外と心臓に悪い程度には顔立ちの整っている彼が、その足りない頭で何か考えているらしいと思った次の瞬間、ベジーティアは視界が反転していた。
軽々と体をひっくり返され、四つん這いにさせられて思わず後ろを振り返ると、頬にキスをされた。

「この方が苦しくねぇか?」

ベジーティアが、重い腹のせいで苦しげに息をしていたことに気づいていたらしい。
突然優しい声をかけられ、ただでさえ煩い心臓がとんでもなく速く拍動した。

「うっ…うるさい!さっさとしろ!」
「ん。」

そのまま体を支えるようにしながら、彼は片手で器用にズボンを下げたようだった。
彼の精子と自分の卵子から成長した赤ん坊の入った腹をゆっくりと撫でながら、ずぶりと亀頭が突き刺さる。

「は、ぁあ…!」
「やっぱ、おめぇん中…、熱っちくてキモチイイ…」

ぞくり、妊娠で敏感になった性器は久しぶりの快楽を何十倍にもして脳に焼ききれそうな興奮を伝える。

「悪ィかあちゃんだな…こんなにでっけぇ腹なのに…」
「う…るさぁ…ッ!」

濡れそぼった局部は簡単にカカロットの勃起した陰茎を飲み込む。体勢のせいか随分奥まで入り込むようで、彼が軽く腰を前後させただけで子宮の入り口にコツンと当たった。

「ひぁ…!」
「おめぇの母乳より先に、オラのミルク飲むんだぞ?可哀想じゃねぇか?」
「…ッ、あ、あっ、何、バカなこ、っ…ン!」
「あとちょっと、だったんだから、我慢…できなかったんか?淫乱…」
「…っ、く…ぅ、う」

思いきり揺さぶられ、その冷たい言葉にひくひくと腟が収縮する。
ただのセックスがこんなにキモチイイ。

「いっ…、イっちゃ……」
「もう?」
「んっ…!」
「オラは全然まだ」
「ヒ…っあ、あっ」

びく、とベジーティアは頭が真っ白になると同時に、じょろじょろと太股に温かいものが流れていくのを感じる。失禁したのだと気づいたのはそれが止まりかけたころだった。

「気持ち良くて、漏らしちまった…?かぁいいな、っ」
「あ、あっ、んぁ…や、ア、…っあ!」

背中にのしかかるようなカカロットの気配が愛しくて愛しくて、今にも溶け出してしまいそうだ。
きゅっと彼の陰茎を締め付けながら、ベジーティアは涎を垂れ流して喘ぐ。

すでにこの瞬間には、母親ではなく肉欲を貪る奴隷に成り下がっていた。





end.






あとはイクだけだからもういいやと←

なにも…

なにもいうな…!

女体化は可愛くていいよね すんげー可愛いようん
いくらブリッ子させても可愛くて楽しいよ



110113


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