ただのエロ若干鬼畜注意。







ecstasy



うっすらと汗で濡れた身体を前に、金髪の青年は唇を舐めた。
見事な胸筋に両手を這わせ、まるで女のそれを揉みしだくように指先で柔らかく触れる。

「おめぇのここは、おっぱい出んのかなァ」
「何をバカなことを…!出るわけな…ッ!」

興奮のまま超化した悟空に身体を好きに弄ばせながらも、口ばかりは強情な彼の言葉は、途中で悟空の唇に飲み込まれた。

「夢のねぇこと言うなよ」
「っ、あ…――っひ」

そのまま胸元に顔を埋め、わざと卑猥な音を立てるように乳首を吸ってやる。
こりこりと勃ってきたそれを舌先で転がしながら、うっすらと紅潮した白く滑らかな皮膚に歯を立てて歯型のつかない程度に愛撫した。ちょっと痛い方が気持ちいい、この変態。と心の奥で嘲笑しながら。
彼の薄い陰毛の生えた根元近くに片手の指を這わせて、少しずつ溢れさせていた愛液をすくい取るとぬるぬるとぬりつけるように擦る。ビクン、と体が快感から逃れようと仰け反る。

「はぁ、あ…!」

素直に粘液を吐きだし始めたベジータのペニスを、指一本で嬲る。ぬちゃぬちゃと溢れるそれを絡め、悟空は指先でぴとぴとと糸を引かせ、それを彼の目の前に持って行った。
快感に耐えていた彼の顔が、一気に真赤になって目を背ける。

「くそっ…たれ、くだらねぇことして…!焦らしてんじゃ、…ねっ…!」
「だって、おめぇのやらしい顔もっと見てぇ」

ずぷり、とそのぬめる指を後孔に突然入れると、あっ、と高い声が上がった。

「ひくひくしてっぞ。」
「や、あ…ぁ、んんっ……!」
「まだ一本しか入れてねぇのに、キュウキュウ締めつけてくるし」
「…いちいち、ッ、言うなぁっ…!!」

涙目になるベジータを見下ろしながら、悟空は嗜虐的に笑う。

「だって、言ったらおめぇがそうやって可愛い顔すっからよ」
「このサド野郎……ああっ!」

二本目を入れたと思うとそのまま三本目も捻じ込んだ。淫乱な穴だから、そのくらい朝飯前。
一気に余裕をなくしたベジータの顔。ああ、なんて心臓がどきどきする。
短く息をついている彼の熱い体内で、こりこりと指を曲げて奥を弄った。ベジータはこうやってやると悦ぶのをよく知っている。

「う、あ…!や、っや、やめ…やめろっ」
「逃げんなよぉ、気持ちイイくせに」

上にずるずると動いて、なんとか指先の位置をずらそうとする身体を、片手で引き寄せて指を痛いほど奥に突っ込む。

「も…やめ、変になっちま…っ」
「ヘンになっちまっていいよ」

悟空はそう呟いて指を引き抜くと、猛った己のペニスをそこに押し当てた。
『お前のを入れられるこっちの身にもなってみろ!』といつも嘆かれるほどには大きいらしいそのグロテスクな肉棒を、緩んで入口がぴくぴくしている孔にゆっくり捻じ込んでいく。

「うぁ……!!」
「力抜けよ…おめぇ、いっつも身体固くしすぎだ」
「くそったれ…!!コッチ側をやったことも、ないくせに…!」
「だってオレは痛ぇのヤダもん」
「――あああああっ!!!」

ベジータのことも考えず一気に突き立てる。だって、やったことがないから、それがどのくらい痛いかなんて分からないのだから仕方がない。
本来受け入れる機能のない孔はぎりぎりまで伸びきったものの、切れずに悟空の勃起したペニスを飲み込んだ。
ふう、ふう、と苦しげに息を吐くベジータの腰を持ち上げ、悟空はそのまま注挿を始める。

「あっ、あ…あ、ちょっ、待…てぇっ」
「待てねぇ」
「ふざけ…はあっ、んんうぅ!」

ベジータの細い腰を持ち上げて突き入れた。額に伝った汗が頬を転がり落ちる。
ここまで来たらもう抵抗どころじゃないのは勿論承知の上だ。
悟空は、ごそごそと片手を枕の下に伸ばした。手探りで隠してあったバイブを取り出す。
まだ痛みに慣れないベジータはほとんど目をぎゅっと閉じているから、悟空のそんな動きにも気付かない。
嗚呼、本当に好都合。
突然、腰の動きをぴたりと止める。

「はぁ…、あ……?」

拍子ぬけしたように見上げてくるベジータの中心で屹立しているものに、悟空はバイブをくっつけてヒモでギュッと縛り付ける。適当でいい、多少の動きで外れなければ問題はない。

「いた…ッ!な、なにしやが…、ああああああぁアアアッ!!!」

悟空はベジータの声など聞こえないかのように、前触れもなくそれに電源を入れた。
身体の下で、ベジータが目を見開いて絶叫している。
濡れてぬるぬるになり、優しく触れるだけでも神経が剥き出しになったように敏感なそこにはあまりにも強すぎる刺激だった。
ヒモがきつかったので、いきなりのその刺激でもイけなかったらしい。
喉を反らせ、痙攣しながら、まともに空気を吸えないのかひっひっと息をつめている。ぽろぽろと涙が零れているのが見える。
ヴヴヴヴヴ、とバイブレータの音が耳を犯す。
少し汗に濡れた自分の金髪が目に入らないように少し手でよけながら、悟空はちょっと微笑んでそのままストロークを開始した。

「あっ!あ、はあ、あうう!!」

苦しげにただ喘ぐ、それはほとんど悲鳴に近い。焦点も合わない漆黒の瞳は、何も映してはいない。
開きっぱなしの口から涎が垂れているのを、ぺろりと舐め取る。
ギシ、ギシ、とベッドが激しく軋むほど揺さぶってやると、呼吸のように彼の口から淫らな声ばかりが洩れる。

「ぁひいいぃっ!あっ、ああっあ、!」
「気持ちイイ、かぁ?」
「うひゃあっ、ひ、き、もちィ…ッあ…!」
「かわいいなァ…」
「ん、あんっ、カカぁああっ、あ、はぁあはっ」

まったく、もうワケ分からなくなってるなあ、こいつ。
中が時々きゅっと締め付けるたびに、悟空は少し翡翠色の瞳を細めて顔を歪める。

紐で戒められたベジータのペニスは、うっ血して赤黒く変色している。
でも、このまんまのが気持ちよくなれるって知ってるオレは優しいから、解いてなんてやらない。

「なぁ、おめぇ…そのままでもイケんだろ?」
「あぅ!うぁあ!」

ぐちゅ、と中でもっと大きくなったペニスをぐりぐり動かす。
ビク、と反応する身体は快感に支配されて最早ベジータの自由になんてなりゃしない。
身体が一回り小さい分、細くて短い両足を肩に抱えあげて、抜き挿しを繰り返す。
ぷちゅ、ぐちゅ、と結合部から水っぽい音、あとは彼の尻肉が己の下腹にぶつかる音。
体位を変えた瞬間、ベジータの顔はあきらかに快楽に溶ける。

「おめぇ、このカッコでやんの好きだもんなぁ」
「ひぁ…!あ、んあ…!あ――!」

思いっきり奥まで突き入れてやると、びくびくと体が震えた。
中が強く収縮して、悟空は小さく呻くとその刺激でベジータの腸の奥に己の精液を叩きつける。
腰を浮かせて痙攣するベジータを、快感に震えながら見つめる。
イったな。
しかし、紐は勿論解いていない。
見ればベジータの中心は未だ屹立したままだ。
脱力した身体に、ヴィィィ…と淫らな機械が刺激を与え続けている。
悟空は質量を失った自分のペニスを抜き去り、バイブの強さを「強」にした。

「んんんんっ、はあ、あぅぅ……」

射精を伴わず絶頂を迎えた身体には、その刺激は苦しみに近い快楽だったようだ。
疲労しきった身体をくねらせる彼にキスをしてやり、そっと紐をといてやる。
ようやく戒めを解かれたベジータのペニスを口に含んで、舌を絡ませやさしく愛撫をする。

「は、…カ、カぁ…っ、ん!」

ぴくんぴくんと震え、軽めの絶頂で簡単に吐精した。
普段のつんけんした態度はどこへやら、まったく可愛らしい反応に呆れてしまいそうだ。
たっぷりと出された精液を全部ごくりと飲んで、悟空は汗の浮かぶベジータの広い額を撫でる。
ぼんやりとしたまま、うすく目を開けた彼に、彼の精液の味のする唇でキスをする。

「つかれた?」
「…ッ、この、…動物野郎…!」
「すげえなあ、おめぇ、さっき何にも出さねぇでイったんだぞ?自分で分かったか?」
「う…!うるさい!!…いちいち、そういうことを…!」
「でぇすきだ、なぁベジータ。おめぇホント可愛い」

にやり、と口角を上げた悟空は、ぺろりともう一度自分の唇を舐める。
さあ、第2ラウンド開始。







END.




これこそやおい。やまなーし!おちなーし!いみなーし!ただのエーロ!

ただのエロはいやだとか日記に書いたばっかりなのにただのエロを書く。
これが私ですよ。ふん!わかったか!←





101204

- ナノ -