抑えきれねぇ苛立ち






それは、
俺がどれだけテメェに惚れてるかっつぅ証拠












色目を使ってくる女共も
盛った野郎共も
全てが苛立ちの対象物で














ドロドロした独占欲ばっかが膨らんで、後戻りなんてできねぇくらい脳みそイカれちまったみてぇ








「修兵?どした?」


組み敷かれて
欲望のまま犯されて
何されたって疑わない


「オマエ羽衣伝説って知ってっか?」


「は…?」


脈絡のねぇ会話に小首傾げて


「なんでもねぇよ…それよか手ぇだせ」


「何々?拘束プレイ?」


「…そんな感じ?」


オマエの手首腰紐で縛って曖昧に笑い返す



縛られたって楽しそうに笑ってるオマエ




いい加減二人ともイカれてんのかもな










「ひぁっ…修…」



舐めて縛って貫いて



「気持ちィ?恋次…」



繋がるヶ所から溢れる液と自身から零れる白濁が全て物語ってるけど



「っあ…イィッ‥気持ちィよぉっ…!」



奥まで誘い込んで
銜え込んで腰振って
乱れる赤い髪が凄く綺麗



「ひ…やぁっ…も、出ちゃ‥っ!修‥一緒にっ‥」



ぐちゅぐちゅと卑猥な音を出して自身を扱いてやれば涙目で限界を伝えてきた



「…はっ…中でイィか?」


「あッ…イィか、らっ!‥早く…」



了解を得てから激しく恋次のイイトコロ目がけてブチ込んだ




「っあぁ!…んぁ…」



中を探って数回突き上げるば内壁がキュウキュウ締め付けてきて一気に追い詰められた



紅潮した頬
生理的な涙
痺れるような快楽



「あっ…あぁっっ!!」


「…くっ…」


声と共に全身を震わせて俺の手に吐精してそれに引っ張られて俺も中へ吐き出した
















事が終わってスゥスゥと寝息をたてて横でデカイ図体を丸めて



募る愛しさと
沸き起こる衝動







未だその手は拘束したままで




あぁ、いっそこのまま








天女の羽衣をその手で焼いた遠い日の男みてぇに、決して逃さねぇよう閉じ込めて










一生、
誰の目にも触れないように
















どこかで歪んだ愛情に
オマエを捕らえて
















全てを剥ぎ取り
イケるとこ迄イッてしまえば














抑えきれねぇ苛立ちも
少しは治まるかもしれない









修は独占欲が強いとイィなという願望の表れです
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