キリキリ キリキリ
胃が死ぬ程痛い



毎日 毎日
つまらねぇ




刺激も娯楽も
何もないこの世界




熱に浮かされ
只過ごすだけ






口煩せぇババァの金切声
怒鳴るしか脳のねぇ
糞ジジイのダミ声
甲高い女共のざわめき





何もかもが
気に障る雑音でしかなくて





愛しくも何とも無い












キリキリ キリキリ
胃が死ぬ程痛い



ズキズキ ズキズキ
裂かれた右目の傷が痛い





「檜佐木先パイ!!今日こそ稽古付き合ってくださいよ!」





懐いてくる赤毛の後輩も
触れて壊すくらいなら
はなから何もイラナイ




「うっせ、一人でやってろ」


「えぇー…っ」


尻尾と耳垂らして
しゅんとした顔してんじゃねぇよ


「えぇー…っじゃねぇよ。具合悪ィから帰んだよ。じゃぁな」




さっさっと背中を向けて別れを告げた






「…痛ぇ…」








キリキリ ズキズキ
治まらない痛み






込み上げてくる嘔吐感








感じる違和感







痛イのはどこ








設定は院生時代の二人
修は他人と線を引いた世界に居る感じ

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