閉じた目蓋に
落とされた口付け
流れた一筋の涙
迫り来る終焉

アンタは言わない
俺は聞かない
アンタがそう望むから

気付かないほど
馬鹿でも鈍くもないっつの

けどアンタは狡いよ
痛くて辛いはずの
アンタが笑ってて
俺が泣くわけには
いかないじゃん


知られたくないんだろ?
気付れたくないんだろ?


だから
望む様にしてやるよ

アンタが欲す言葉を
態度を微笑みを


俺はアンタの物だから


アンタが
目の前から居なくなっても最期の瞬間を迎えても
かわらずその後も

ずっとずっと
俺はアンタの物だよ


アンタは
それを望まないだろうけどそれだけは譲れないっつの

だって
アンタと見た夢は醒めない

瞳閉じれば目蓋にはかわらずアンタが居るんだから
忘れろっつうのが無理な話だっつの


嫌だって言っても
迎え来る終焉も
その後も何時迄だって
傍に居てやるさ


俺だってアンタを
愛してるからね…



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