40 | ナノ


文章修行家さんに40の短文描写お題
思いついた時に順不同
CPいろいろにつきご注意



8/13 20.怒りup




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01.告白(雪←しえ)

離れていく背中が嫌で、ぎゅっとシャツの裾を掴んだ。困ったように微笑む彼。涙と一緒に言葉が溢れた。





02.嘘(廉←出)

認めたくないから壁を作った。顔を逸らして、表情にも言葉にも音にしたものを乗せる。

「あんたなんか大嫌いよ」





12.夢(燐←出)

起きていても寝ていても見るのはいつだって同じ奴。いつの間にか思考の深くまで浸透していた。それほどに、あんたの隣にいたい。





14.手紙(だれでも?)

文字には人、単語には感情、文章には考えが表れ、文章の結晶には想いが詰まってる。たとえ無惨に破られても、この心までは誰にも破れない。





03.卒業(シュラ+雪)

高くなった背。低くなった声。がっしりした図体。ごつい手。あの日々の姿はどこにもない。残るは生真面目さだけ。

「…もう呼べないな」





23.彼と彼女(燐しえ)

控え目に手を握り合う。天からは包み込むような柔らかい光。まるで未来を示すかのように。きっともう二人の手が離れることはない。





06.電車(柔蝮)

がたんごとんうつらうつら。揺れる彼女の頭にため息を吐いて、そっと自分のほうへと引き寄せた。





26.死(雪男)

「神父さん…」

小さな呟きは雨に融けて消える。帰ることの叶わない日々が流れていく。だから彼は誓う。今度は僕の番、と。





37.季節(しえみ)

巡り廻りゆく花たち。彼女の手にはたくさんの命が宿り、美しく慈しまれて咲き誇る。始まりを告げる風が吹く時はもう、すぐ。





27.芝居(メフィスト)

作られた舞台。自らも役者のひとりとなって喜劇を演じる。チェス盤を見つめては笑う様は、不気味だった。彼の思惑は誰も知らない。





40.贈り物(柔蝮)

蝮は箱の中身と柔造の顔を交互に凝視し、途端に顔を赤くした。

「その…左手の薬指に嵌めてもええ?」

小さな声で言われて、蝮は笑った。





20.怒り(燐と雪男)

自分が悪い。だけど、理不尽に感じてしまった燐。

「眼鏡壊したぐらいで」

その瞬間、雪男は爆発した。




04.旅
05.学ぶ
07.ペット
08.癖
09.おとな
10.食事
11.本
13.女と女
15.信仰
16.遊び
17.初体験
18.仕事
19.化粧
21.神秘
22.噂
24.悲しみ
25.生
28.体
29.感謝
30.イベント
31.やわらかさ
32.痛み
33.好き
34.今昔(いまむかし)
35.渇き
36.浪漫
38.別れ
39.欲








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