泡になって哀しませる
さよならを考える
間隔に吐き気がする
パレードはみないことにする
刻むことば以外は忘れる
きみが遠いことを望む
楽園を裂いた花がわらう
泣きたいふりはやめる
きみだけが僕の空虚をゆるす
エピローグは永遠につづく
刹那をおぼえている
うたかたに溶けた逸話を知る
夜空にまざる夢をみる
夏の狂気が朱に染まる
コバルトブルーに融解する
ライラの香りに嘘を隠す
抜け殻に欲情する
愛してるをはねのける
まどろみを駆け抜けて逢いにいく
下手くそな爪先立ちをする
群青を純白で汚す
忘れかたを思い出す
沈没を予告する船にのる
もどかしさを伝えるキスをする
あなたのいない深海に還る






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