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あとがきで緑川先生がよく書かれていた、名取さんと夏目がすれ違うというのはこういうことか、とやっとわかった。名取は夏目に普通に生きて欲しくて、だからこそ、夏目のためを思って友人帳と夏目を引き離してしまうかもしれない。で、夏目はもう、それだけの理由では名取さんを振り払えないかもしれないんだなあ。
藤原夫妻は、今まで夏目の目線からしか見ることができなかったので、もしかして夏目のことになにかしら不信感を抱いているのではないかなと（だからと言って夏目を引き離すわけではなくて、ただ信じたいけど変だと思うことはあるのかもしれない）。けれど、この話で、夫妻は夏目のありのままを受け入れているのだなとわかって、夏目はとても素敵な人たちに出会えたのだと感じた。夏目、よかったね。
≫ 2013/01/09 10:42