たららんらんらん


俺の名前は久々知兵助。ちなみにもう成人済みだ。先に言っておくが俺は誰もが認める腐った男、所謂腐男子だ。最近はまっているのはガチムチ受け。男らしい男を辱め、屈辱させることになんとも言えない最高の快感を覚える。こんな曲がった性癖だから同士は滅多にいない。最近はツイッターを使って好きなジャンルを扱っている人達と楽しくガチムチ受けについて談笑している。
最近、俺は恋をした。言っておくが二次元じゃなくて三次元の人だ。だがしかし女じゃない。大事なことなのでもう一度言う。女じゃない。俺が恋したのは三次元の男だ。同じ大学の竹谷八左ヱ門くんがその人である。竹谷くんはすごくかっこいいというかちょっとした所がすごく可愛い。バレー部に所属しているために身体はほどよい筋肉がついている。ぶっちゃけ言うととあるアニメの好きな受けキャラに似ていることから興味を持って友達になっただけだったのだが、これが話をしてみると意外と楽しい。しかも外見はモロ好み直球ど真ん中ストライク。すぐ竹谷くんが好きになった。照れてる時の顔が堪らない。バレーの練習で一生懸命な顔が堪らない。あの男らしい顔が快感で歪むことを妄想するだけで堪らない所じゃなくて吐血する。とにかくすべてが堪らない。性的すぎて。顔がにやけてるだって?大丈夫だ、問題ない。
まぁ色々あって今日、竹谷くんは俺の家に遊びに来ている。しかも俺は一人暮らしだからずっと二人きり。ちなみに隣の人は今日はバイトだと言って家を出て行ったから色んな意味で大丈夫だ。フラグはすべて立った。
「竹谷くん、何か飲む?」
「あ、オレンジジュースとかある?」
「あるよ」
竹谷くんがオレンジジュース好きだと言うことは事前にサーチ済みである。ていうか竹谷くんのことが知りたい一心で三郎に色々貢いで情報を手に入れた。、好きなものにいくら金をかけても惜しむことはない。ああ、はやく竹谷くんをこの手で抱きしめることが出来たら!
そんなことを考えていると、空模様が一気に悪くなって雨が降ってきた。しかも土砂降りで雷がごろごろと鳴っている。
「やっべー!雨なんて聞いてねぇよ……帰るのめんどくさいから兵助ん家に泊めてくれないか?」
竹谷くんが笑顔でいうから俺は何も考えずに首を縦に振った。竹谷くんの寝顔が見れるとか俺の息子が爆発するだろ…!ていうか傘させば帰れるのに泊めてくれっていうことはもしかして合図なのか?合図なんだろう?俺の身体を好きにしていいっていう合図なんだね竹谷くん!考えただけで息子が飛び起きそうになった危ない危ない。おさまれ息子よ、お前の出番はまだ先だ。
童貞で経験はないが薄い本で知識は得ている。ゴムとローションも一応買ってあるし、完璧だ。
もう一度薄い本読んで復習するか、愛する竹谷くんを傷付けたくないからな


――――――
なんてこった
続く

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