君とずっと 1/8
ジョルノとゆきはネアポリスのハイスクールに通う15歳。
ジョルノは親元を離れ、ハイスクールの寮に住んでいた。
一方ゆきは20分程ハイスクールから離れた、所謂富裕層と呼ばれる人達が住んでいる住宅街に家族と住んでいた。
ハイスクールに入学して暫くし、ジョルノとゆきが出会って惹かれ合うのにそう時間はかからなかった。
あっという間に2人は恋に落ち、想いが通じ合い、恋人となる。
好奇心旺盛な15歳。
まだまだ子供でもあり、大人へと踏み出しつつもある。
15歳のふたりはその境目をさまよっていた。
だが一度快楽を知ってしまえばどんどん深くはまっていき、あっという間に大人の領域へと足を踏み入れる。
学校帰りにゆきの家で身体を重ね、幸せに浸る。
若干15歳であってもこの愛は、本物であると2人は確信していた。
どろどろに溶け合って、ひとつになってしまいたい。
何度も2人はそう感じ、その度に後ろ髪を引かれる思いで暫しの間離れ離れになる。
朝が来て、いつも通りに学校へ行く。
そして、眠くなるようなつまらない授業の時間を過ごす。
また放課後にはゆきの家に行き、幼いながらも愛を確認し合う。
同じの事の繰り返しの毎日だったが、この幸せがずっと続くと思っていたし、疑ってすらいなかったのだった。