現在わたしとアレンくんは、任務先に向かう移動の途中。


途中で日が暮れてしまいました。

近くに宿がなかったので、今夜は野宿みたいです。





手ごろな葉っぱを集めて、ベッドをつくるわたし。


そんなわたしを見て、アレンくんは、申し訳なさそうに私に謝る。




「すみません紅子、こっちの道のほうが早くつくと思ったんですが」




・・・アレンくん、方向音痴だもんね


でもそれも彼の魅力のひとつ


おかげでこうしてふたりでいられる時間が長くなって、私はうれしいもん




『大丈夫だよ、アレンくん。わたしこういうの好き』


「いえ、紅子が大丈夫でも、僕が全然大丈夫じゃないんですよ。』


女性に野宿させるなんて最低だ、なんて呟いている。



ほんと、アレンくんはやさいいなあ



『その気持ちだけで、十分だよ』


わたしがそういうと、アレンくんは、困ったように笑った









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