没個性!!!!


ゆるゆると彼女の瞼が閉じられていく。
心地良い電車の揺れと温かい日差しに、歩き回って疲れた身体は簡単に眠りに落ちていく。
トン、と彼女の頭が肩に触れる。
触れてそのままくたりと身体を任せてくる彼女。
膝に置いた手に汗がじわりと滲む。
大好きな電車なのに落ち着かなくなる。
心臓はうるさいし顔は熱い。



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