うわーん!


朝からどうもやかましくって騒がしくって目が覚めた。






『…窓が開いている』

今日もりずのところに行ったなあいつ。

今日のネタは回覧板の不審者注意。
それを持って、





「僕おうちに歩と二人だから不安で昨日も全然眠れなくって」

「じゃあしばらくおばさんのところに泊まりなさいな」

「いいの!?」

『よくないでしょうが』

「あら歩ちゃんおはよう」

『おばさんおはようございます』

このりずの母も私が女だと知っている。
まぁ近所付き合い出し母同士でそりゃ言ってるわな。






『じゃなくて…おばさん、僕もいるから大丈夫です』

「えーいやだーりずちゃんとこ泊まるー!」

「歩ちゃん、うちはいいから泊まっていきなさい。いいでしょ、りず」

颯太とおばさんに流され断れなくなった私はそのままりず宅でご飯にありつく。
横目で颯太がおばさんになにか渡してる。そしてうきうきで部屋から出ていくおばさん。






「おかーさん!?あんだけ物騒ゆーといて娘置いて行く訳!?」

どうやら颯太が温泉一泊旅行券(期限今日まで)を渡したらしい。


波乱の幕開け…にはならんといてほしいです。



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