あの決意から3年経ちました。カスガ=アッカーマンです。 4歳にもなれば色々出来るようになり、ついでにちょっと前から走れるようになったので、あの決意を実行すべくトレーニングを始めました。まぁトレーニングとか言っても、ぶっちゃけ走ったり腹筋したり背筋したりスクワットしたりなんだけど。 それでも、トレーニングを始めてみるとマジで色んな事がわかります。…例えば、俺の身体能力についてだとか。 「(位置について…よーい、………)っどん!!」 ダンッ!! 「…(……。)………ぱねぇ…。」 ……うん。今ね。なんのこっちゃかもしんないけど、家の外でとりあえずダッシュしたのよ。けっこう力一杯踏み込んで走ったの。 そしたらね、踏み込んだ地面がちょっと掘れてんの。(汗) んで、2歩くらい走ったんだけど、1歩で有り得ないくらい前に進んだの。三段跳びのスキップみたいになっちゃったの。もしくは月面歩行のスキップみたいになっちゃったの。1歩で5mくらい進んだの。マジでどこの雑技団ですか。入るんなら雑技団より帝国華撃団に入りたいんだけど。 …そんな訳でおかわり、もとい、お分かりいただけるだろうか?(泣) …うん。…なんかね。…わかんないなら説明するけどね…。…進撃のなんちゃらの世界に転生してから、俺ってば、なんか身体能力化け物みたいに上がってんの。(泣) うん。これは有り難くも死ぬ可能性減ったわけなんだけど、身体能力が化け物性能って事は、それが誰かにバレたりしちまえば科学者に身体弄られたりしかねない訳でございますよ。化け物故に。(泣) まぁ、気を付ければ良いんじゃね?、って言う人も沢山いるんだろうけどさ。もうね、ちょっと本気でダッシュしただけでこの脚力とかマジキチも良いところなの。我が妹(まだ生まれてない)がなんでかそういうリミッターを外そうと思えば外せるようになるらしいけど(ボンヤリとしか覚えてない)、俺そんなんしようとしないでも外せる…ってリミッター外れてるし。そもそもないし。見たらないし。(泣) ね。まぁ別にそれでも理性的に、て言うか色々気をつけて行動していれば、俺の化け物性能な身体能力も、他人にバレる事ァないんだけどね、 「あっ!!、ケモノだ!!」 「オオカミやろうだ!!」 「…(うわああ言葉の暴力とかマジ反対ぃい)……。」 ………これですよ…。 …俺がトレーニングしてる時にちょこちょこ現れてくるこのお子ちゃま三人組。ソバカスのバナンとデブのシナと金髪八重歯のユーリ。こいつら、ちょこちょこ現れては俺の目の色をバカにすんの。 「やーいオオカミ!!」 「ニンゲンさまのフリしてんじゃねーぞ!!」 なんでも、こっちの地方…ってか国?、ああ、世界?、じゃあ、俺のこの瞳の色…ライトブラウンとかゴールドとかディープイエローとか混じった色の目の事を"アンバー"って呼ぶんだけど、この目の色はオオカミとかとおんなじ色の目の色だから、オオカミの目って揶揄されたりするらしい。 まぁ俺としては前世で黒髪黒目のフツメン(ブサメンじゃねーよ!?)だったし、金色の目とか厨二心を擽られるからめっちゃ気に入ってるし、そもそも両親が目が覚めるようなもんのすごいイケメンに産んでくれたので(鏡見た時は死ぬ程ガッツポーズした)、オオカミの目とかいうイジメは正直どうでも良いんだけど。 「おまえのとうちゃんもオオカミやろうだし、おまえのかあちゃんなんかカラスのめだ!!」 「オオカミとカラスの子どもが、ニンゲンさまにばけてんじゃねーよ!!」 …いや、俺の事をバカにするのは良いよ?、前世ポケモンオタクだしFランク大だしバカだし彼女居ないしDTだったし。俺をバカにするのは良いけどさ。 「…(くそぅいじめっこなんか嫌いだ子ども怖いめんどくさい争いたくない怖い)……とうさんとかあさんのわるぐちを、いうな。」 新しいお父さんとお母さんにはしこたまお世話になっているので、彼らの悪口をいう奴は放っておけない。 そう思いながらもビビりながら(だ、誰かに反論すんのなんか前世通算3回目くらいだから涙出そうになって目ェ細めたとか誰にも言うなよ!?)反論すれば、いつものお子ちゃま三人組はなんか固まって動かなくなったので(石化だと…?)、これ幸いとトレーニングをやめて家に帰ることにした。も、もう絡んで来るなよお子ちゃまども…!!(泣) ―――――――――― お子ちゃまが固まったのは反論してきたミカサ兄が怖かったから。 そしてアンバーの話は割りとガチであったりする。 揶揄はされてないと思うけど。 |