(ひとりはさみしい)
生まれた時はひとりで、それが寂しくて苦しくてたまらなかったから魂をふたつに分けたんだ。二人でいれば孤独は紛れた。それなのにどうしてまた俺はひとりになった?
「リリネ…、」
どうして俺を庇ったんだ。どうせお前が死んだら俺は死ぬのに。お前が居なくなった世界で生きるのはいやだ。お前じゃなくちゃ俺の孤独は癒えない。
奴に殺られた時は怖くもなかった。藍染様には悪いがやっと逝けると思った。ひとりはさみしい。リリネット無しではさみしい。
「スターク、」
「…リリネット」
「ったく…だっせーの!アタシが庇ってやったのにすーぐやられちゃって!」
「悪かったよ」
「でも、」
「これで寂しく無いね」
「ああ」
「これからはずーっと一緒だよね」
「ああ…一緒だ」
そして俺たちはまたひとつになった。
でも昔とは違う。
(ふたりはあたたかい)
(ロンリーロンリー)
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スタリリ…好きでした…。おっさんと幼女に分けるとか何という陰謀…!(笑)