※アニメ48話後
(凍るように寒いのに、)
なんだか心臓は暖かいよ、どうしてだろう。知ってるかいターヤ。僕は病気なのだろうか?
「もう少しでお前のところにゆくよ、ターヤ…」
でもなんでだか心臓だけは止まりそうに無いんだ。
温かい光がキリクの身体を照らす。ターヤが死んだときもこうだったのだろうか。それともエリンがそうさせるのだろうか。手足が痺れて意識も遠くなっていく。ああ眼を閉じても光の色が良く分かる。瞼の外側が暖かい。
今の僕はエリンにしてやれる事はなかったけれど、生まれ変われるなら、
「君を裏切りたくない。」
「君に、愛されたい。」
人間でなくても、そうだ王獣にでもなって君を守れたら良い。そうしたらきっと君は僕を愛してくれるでしょう?少なくとも彼の次には。
「ああ、エリン…エリン、」
「君に会えて、」
「幸せだったよ…」
つまり、そこに居たかった
(君の)
(側に)
title by リッタ