テツナちゃんの涙に弱い青峰くん。
青黒♀/大学生×高校生/R18
※スパークで無配したものです。相変わらずオチがないです
テツがキョトンとした表情で俺を見る。そんな顔も可愛い。可愛いが、…まさかここまでしてもこれから俺が何をしようとしているのかわかってねえのか?純粋にも程があるのは付き合う前からわかっていたが、こんな、学校帰りに制服姿のまま彼氏の家に来て可愛い彼女に何もしない男がいるわけがないだろう。
ましてやテツは、部屋に入って僕男の人の部屋初めて入りました、と言いながら俺の部屋をキョロキョロ見回して、一人暮らしの人の部屋って物少ないですねと言いながら思いきりベッドに座ったから、余計に。
絶対本人は自覚なしだけど俺からしたら襲ってくれって言ってるようにしか見えない。だから希望通り(テツは希望してないだろうけど)ベッドの上に押し倒して、今に至る。
「……青峰くん、」
「あ?」
「…あ、あの、僕…」
「うん」
「こういうの…なん、にも…わからないんですけど、」
「わからなくていいんだよ」
「で、でもっ…男の人は経験豊富な女の人の方が楽だしいいって聞きました!」
「…誰に聞いたんだよそんなん」
「クラスの、女の子が…」
…おい誰だよ純粋なテツに変なこと吹き込んだのは。経験豊富な女の方が楽って…そんなん女を性欲処理としてしか見てない馬鹿が思うことだ。
「…あのな、俺はテツが経験豊富だろうとなかろうとテツとしてえんだよ」
「…っ………、」
「テツが嫌なら、しねえから」
「違っ…嫌じゃないです!…ただ、何も知らなさすぎて、青峰くんに嫌われたりしたら…嫌だから」
そう言ってテツは目を伏せた。
…ああもう、本当に最っ高の彼女だ。エロゲーかよって位の純粋さだ。俺がテツを嫌うわけがないのに。
「嫌いになんてなんねえよ、バーカ」
「…ほんと、ですか?」
「おう。つーかお前こそ俺のこと嫌いになんなよ」
「なりませんよっ」
「なら、いいんだけど」
では早速、と言わんばかりに俺はテツの顎を掴んで唇を重ねた。
「っんむ、」
(んむ、って…相変わらず可愛いなオイ)
キスする度にそういうくぐもった声を漏らして目をぎゅううっと強く瞑るのがテツの癖。
「っ…ふ、ぁ」
キスだけでとろーんとした目で俺を見つめないでほしい。勃つ。
「…、絶対歯止めきかね……」
「え…?」
「あ、こっちの話」
テツの額にキスをしてどうにかテツを安心させる。テツを怖がらせることだけは避けたい。
…まあ、初めてならこの行為自体怖いのかもしれないが。
もう一度テツの唇に自身のものを重ねながらテツの制服のYシャツに手をかける。片手で早々とボタンを外してる最中にいきなりテツの小さな手が俺の腕をガシッと掴んだ。
「…どうした」
「ぼ…僕、胸小さいですからね!Bカップしかないんですからね!青峰くんが好きなボインなおっぱいとは程遠いんですからね!」
「…テツなら巨乳でも貧乳でも何でもいい」
「…うそだ、おっぱい星人のくせに、」
「…失礼な奴だな。そんなん気にしてんなって、ほら」
「っゃ――――――!!!」
下着越しに優しくテツの胸を揉むとテツが声にならない悲鳴を出した。
…顔真っ赤。くっそ可愛い。
「俺の手にすっぽりおさまるサイズとか、超可愛いじゃん」
「っん、ぁ、や…っ、」
Yシャツのボタンを全部外して露になったテツの首元に下を這わせながら下着のホックを外すと、テツが俺の腕をぎゅううっと掴んできた。いつまでも顔を赤くしたままでいるテツに苦笑する。
…恥ずかしいんだろうな、凄く。この様子じゃ本当に今まで男に自分の裸を見せたことねえんだな。まあそんな奴いたらそいつ殺すけど。
「っ!や、やだっ!どどどどこ舐めてっ…!」
「テツの胸」
「っ変態!ばか!あほ!変態!」
「変態二回言うなよ」
テツは顔をそらしてぎゅっと強く目を瞑って羞恥に堪えている。…うっわ、何かその顔めっちゃ興奮する。
もっとこういう顔が見たい。テツの嫌がってる、恥ずかしがっている顔を。
「……制服でこーいうことできんのって、テツが高校生のうちだけだよな」
「?…はい」
「全部脱がすのもったいねえよなあ」
「へ?」
ふっとテツに悪どい笑みを向けてそう言うとテツは気の抜けた声を出した。
そんなテツのスカートに手をいれて太ももを撫でるとテツはびくりと身体を震わせた。
「、ま、待って!」
「何だよ?」
「な、何でパンツだけ脱がそうとするんですか!」
「今日はそーいうプレイだから」
そう言ってテツの下着だけを下ろすと、テツは騒ぐというよりもう羞恥の粋を越えたのか、固まってしまった。
「すっ…スースーするっ……」
「そりゃあな」
「…っ………」
「…触ってもい?」
と、聞いといて触らないわけがない。
…この状況を楽しんでいる俺は心底性格が悪いと思う。
「触るからな」
「っ!」
テツはビクッと身体を震わすと俺の首に腕を回してぎゅうぎゅうと抱きついてきた。
「っひ、ぁ…っ…」
「やだやだ言いまくってたけど結構濡れてんじゃん」
「ば、ばかぁ…!」
「っは、いいのか?今そんな生意気言って」
「っ!ふぁっ、ゃ…!」
テツなりの抵抗か、胸を細い手で押してくるけどそんなん効くわけなく。俺はテツの濡れた秘部に遠慮なく触れた。
「っやー!ばかばかあおみねくんのばかー!!」
「まだんなこと言うか…元気だな」
恥ずかしさの余りとにかく騒ぐテツ。…まあそんなテツも可愛いんだけど、さ。
(…ま、すぐにそんな余裕なくさせてやるけど)
「…指、いれるぞ」
「…へ、」
「こんだけ濡れてれば多分入るから」
ベッドシーツを必死に掴んでいたテツの手を自身の手と絡めさせると、ぎゅう、と頼りげに俺の手を握ってきた。
そこでグイ、と指をいれるとかなり締め付けてくるテツの中。
「…ぅ…っあ…!」
「…わり、痛ェ…?」
「んっ、ぁ、なんか、へんっ…」
「…それって気持ちいいっつーこと?」
「わかん、な…っ」
テツはだんだんと呼吸を荒げて、本当に恥ずかしそうな顔で…しかも、制服ってやっぱりやばいな。はだけたYシャツは肩に引っかかったままでスカートも履いたままでこの行為は…もうエロいことこの上ない。
もう俺の息子元気すぎるんですけど、と思いながらぐちゅぐちゅと厭らしい音をたてながら指を抜き差ししてるとテツが恥ずかしそうにしながらも高い声で途切れ途切れに喘いだ。
(…あー……かっわい…)
もう我慢できねえ無理。
俺は制服のズボンのポケットに手を突っ込んで避妊用具を出した。
「痛かったら言えよ」
「……は、い」
テツが小さく頷いて、ぎゅっと俺にしがみついたところで、俺のものを入口にあてがうとテツはビクリとしてから不安の色を顔に出した。
「…っあ、あおみ、ねくッ…」
「ん?」
「……っ…、」
「…?……どうした、」
さっきより更に不安そうな顔をして、…というか今にも泣き…そう、な…。
「っや、…ゃだっ…やっ…ぱり、こわいっ……!」
ふにゃ、とテツの顔が一気に泣き顔に変わる。目には大粒の涙がボロボロと流れ、それは真っ白な頬につたった。
(…テツを…、テツを泣かせたー……!)
俺は一気に青ざめ、目の前の自分より一回り小さく華奢な身体を強く抱き締めた。
「ごっごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんなテツッ…!!!!」
「…っ…ぅ……、」
「もうしねえから…、…泣くな…」
泣きじゃくるテツの背をさすって優しく頭を撫でて、とにかく『ごめん』をひたすら連呼する。
「…ホント、ごめん」
「……っ…何で、青峰くんが謝るんです、か…」
「いや、俺が急ぎすぎたのが悪いんだし……こういうことはもっとゆっくりでいいな、うん。ホンットごめん」
「…そ、そんな…僕こそ…何か期待させといて、こんな………すみません」
「いやいやいやいやいやいやいやいや。俺が悪い、全部!ぜんっぶ俺が悪い!テツは一切悪くない!」
「?…は、はあ」
その後も俺はずっとテツを抱き締めたままで、しかもその状態でテツはいつの間にか寝てた。
(…………うん、いい。これで。こののほほん感でいい、しばらくは…)
うんうんと一人で頷きながらテツの頭をそっと撫でる。
…何だろうこの俺のヘタレ具合は。
(…いや、でも、本当にいいんだこれで)
テツを泣かす奴は、どんな場合だろうと何だろうと
「…俺が、許さねえ」
それが例え、自分でも。
(…しかし、俺にとってはめちゃめちゃ不健康……)
(…いや、我慢我慢我慢我慢我慢…我慢!)