小さい君との優しい恋
黄黒♀/高2設定/R15
女の子は可愛いと思う。
背が高い子とか体格が良い子でも、やはり骨格は男より華奢だしほっそりしている。
男にはない柔らかさがあったりとか、香水とはまた違ういい香りがしたりとか。
可愛い可愛くないとかそういう以前に、ああ女の子っていいなとたまに思う。
影の薄い黒子っちだってもちろん女の子には変わりないわけで、性格は男前すぎるがやっぱ黒子っちも女の子だなと思う時が中学時代からずっとあった。
その頃から彼女が普通の女の子より小さいのも細っこいのもわかってはいた。
わかっていたつもりだったのだが、お互い高2になって付き合い始めてからは驚きの連続だった。
何かの拍子に彼女の腕を掴んだら、俺の片手に余るほど細くて三度見した。
二の腕に至っては俺の腕より細い。しかも肌が白いせいかかなり弱々しく見える。
とにかく俺の知っている女子の身体とはだいぶ違っていた。
そして、付き合って3ヶ月。黒子っちと初めてそういうことをした時に初めて黒子っちの裸を見た訳だが、やばい。
何がやばいって、そりゃもう……
「…ほっっっっっっそ!!!!!」
ベッドの縁に座って自分の膝の上に跨がらせ、上だけ脱がせた彼女の身体を見てついムードもへったくれもない反応をしてしまった。
黒子っちはムッとした表情で俺を睨む。
「…悪かったですね、貧相な身体で」
「いや貧相っていうか…細すぎて不安になるッス……何この腰?折れちゃうッスよ…」
「そんな簡単に折れません」
「いやだって…俺のアレをこんな小さい身体にと思うと……」
「じゃあやめます?」
「やだ!!」
「でしょう?じゃあ文句言わないで下さい」
「文句ってわけじゃないけど…」
ふん、と言いながらも俺の肩に顔を押し付けて抱きついて来るのが可愛い。
ぎゅう、と抱きしめ返すと、黒子っちの身体はすっぽりと俺の腕に収まるサイズで。
ああこの小さな身体は俺が一生守ってあげなきゃ…!と勝手に誓った。
「でもお尻はぷにぷにしてるッスね…かわいい…」
「ちょっと、どこ掴んでるんですか…!」
「え?お尻だけど」
「お尻だけどじゃないです、ちょ、ゃ、やあ…っ」
「あ、俺胸より尻フェチかも…」
「なに言って…っ」
どさ、とそのままベッドに仰向けに倒れると自然と騎乗位の姿勢になり、俺を見下ろす形になる黒子っちの顔が真っ赤になる。
「…なんか、あた、当たってます…」
「そりゃね、黒子っちの裸見て勃たないわけないっしょ」
「ひゃ、あ……っ、それ、ゃ…っ…」
わざと彼女の秘部にぐりぐりと押し付けると可愛い反応をするおかげで理性が飛びそうになる。あーたまんね。ほんとかわいい。
黒子っちの後頭部に手を回して強引に引き寄せると遠慮なく小さい口を貪る。
「ん、んぅ…っ…ふ、ぁ、」
「は…、黒子っちは少食だしなー…でもこれ以上痩せたら怒るッスよ。身体に良くないし」
「…っ、ん、ぁ、」
「……ね?わかった?」
黒子っちの顎に伝う唾液をぺろりと舐めながらいつもより低めの声で言うとこくこくと頷いた。
こんな余裕のない黒子っちは俺しか知らない。
この小さな少女は、俺のだ。誰の者でもない、誰にもやらない、俺だけの。
「…じゃ、いただきまーす。」
優越感に浸りながら、ぼそりと呟くようにそう言った。