雑多14


どうせまたうそ泣き

笑殺されたのは淡い恋心とやらで

純然たる悪意

遊覧船と小宇宙

お願いだから早く××でくれよ

酒と煙草と女と

融点を越えました

この鍾乳洞はどこまでも広く暗い

ささくれのはなし

造り物の愛情の味に慣れてしまった



恋の病とはかくも恐ろしい

食べても食べても満たされないの

散々な初恋でございました

「これは化学的に証明された事なんだよ」

厄介な脳内麻薬

月日とともに積もっていったのは塵だけではなかったようです

舌の上で飴玉のように転がしてゆっくりと咀嚼しようか

まるで腐った木苺のよう

ねえ助けてよ、息ができないんだよ

微睡みの中誰かが叫ぶのを聞いた





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