雑多05


いつまでも隣にいたい

終りの意味を知ったときすべてが始まった

ピリリ切れた唇がいたい

砂漠の中で孤独な女神

望みはひとつだけ

嘘だとわかる優しさなんて残酷でしかない

かかるエンジン、足は動かない

髪の枝からしたたる雨粒

精神不感症のきみへ。僕の愛は届いていますか

世界でたったふたりきり




ユートピアの現実なんて知りたくなかった

偏頭痛とエスプレッソ

完成形のないルービックキューブをただひたすら弄り続ける

気づかないで、やっぱり気づいて

錆びた心に油差し

がったんごっとん、揺られ車内で詰まる距離

きつく結んだはずの紐は嘲笑うようにするりと解けた

キスだけは素直だね、

鼻歌混じりの信号待ち

何でもかんでも猫耳つければいいってもんじゃない





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