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あーもう駄目だ、どう頑張ってもやる気が出ない。そういえば新作のゲームってもう発売されたんだっけな。かなりやりこめるし初回特典もなかなかに豪華だから予約しておこうと思ったんだけど…あっそういえば今日の帰りに寄ってこようと思ってたのに忘れてたんだった。うわー失敗しちゃったな

「なにひとりでぶつぶつ言ってるんだ」
「うわあああびっくりし痛っあだだだ」

近い近い!

思わず後ずさりして壁に後頭部を強打。
痛みにのたうちまわってると瑛斗が心配そうにのぞきこんできた。

「お、おい大丈夫か?血とか出てないだろうな?」

瑛斗の珍しく慌てた顔にどう反応していいかわからなかった俺は、とりあえず賢人の教えに倣うことにした。

「だめ、気失いそう」
「ま、まじかよ…!待ってろ、とりあえず何か冷やすものを…」
「いい」

賢人は言いました。

「じっとしてれば治るから、治るまで傍にいて」




こんなセリフと微笑みをとっさに出せるあたり、俺は世界一賢い人間なんじゃないかと思ってしまうのです。


突発的に書きたくなった幼なじみの話です。文中に全く設定出てきませんけど(笑)
三角関係的の彼らといい、どうやら私は幼なじみが好きらしい…お互いのことよくわかってるっていいですよね!

110612

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