title | ナノ
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今日も誰かが目を閉じる
鋏で切り取った小指
血管の青さがひどく悲しい
赤い爪に飲み下した唾液
明日が雨であるように、当たり前に君はいなくなる
笑ってくださいこれで最期
手離した温もりにすがる滑稽さ
私が私であるという存在証明を誰よりあなたが知っている
いらないものばかり溢れてく
しあわせはもっと綺麗なものだと思ってた
君が君であるという事実さえ受け入れないなら僕はただ哀しいなぁと笑うだけ
そんな顔をしないで首を絞めたくなってしまう
ねぇこれが愛ってやつですか笑えるね