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2設定なつもりの信光
ヤンデレ注意で一応R18












光秀、と呼ばれる。優しい声音。それは情事特有のもので、もっと、もっと呼んでほしいと心が叫んだ。耳元で囁かれれば、振動が巡って。もう、それだけで何もかもいらないと思えるほどに、全身を侵していく。


「ぁ、ぁ、」

漏れる声は既に言葉を成さなくなっていた。うわごとのように同じ音を繰り返す。信長様信長様信長様。虚ろな瞳ではあの方の姿も朧気で、それが悲しかった。必死に手を伸ばす。首に絡み付く。満足そうな笑みに私も笑う。信長様信長様信長様。私は、わたし、は。


「ひっ…ぁ、ああっ…そこ、は」
「好いのであろう」
「ゃ、…いた……っ…おかしく、な」
「愛い奴よ…」
「駄目、…!…だめで、…ンっ」


グチュ、と水音がする度刺激される、僅かに残った理性。溶けてしまう、私が、身体が、全てが。嗚呼痛い痛い痛い苦しいきもちいい。解しきれていない後孔を昂ぶったもので貫かれるその感覚、は。何度夜を共にしようと慣れることはなく、苦痛を強いる。けれど、それで構わない。それが私の利用価値になるのなら、傍にいられるのなら、酷くされようと痛みに苦しもうと傷が増えようと小事にすぎないのだ。支配されていたい。いっそ、一つになれたらどんなにか。瞳に呑まれる。このまましんでしまえたらいいのに、なんて。



「貴方様の為ならば」









あいしています
あいしています
あいしています、と


(けれど、何度呟いてもあの方には届かないのでしょう)



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