04
次の日、いつもの様にアリィが背後から裸で抱きついていた。
一つ違う事と言えば、昨日は散々喘がされたってことだ。
昨夜はアリィの機嫌が悪くて、俺がミシャルと遊んでる事をしつこく聞かされた。
説明すると、俺もヤキュウとやらがしたかった、とゴネる。終いにはベッドでヤキュウを教えろだのなんだのいって、散々抱き潰したのだ。
気絶するまで!しかもあいつ絶倫だから、俺の腹が突っ張りそうになるまで中に出しやがった。
後始末はしてくれたみたいだが、まだなに腹にたまっているというか、ケツに挟まっていると言うか…。腰も痛いし。
一度目覚めたが、あまりにダルすぎて、もう一度寝ようとした時。
バンッと扉が開き、
「神子…あ、ジュリさま!僕決めた!」
そう言って勝手に俺の部屋の寝室の扉をあけてきたのは、なんとミシャルで…。
どいつもこいつも勝手に入ってくるなんて…、見張りはなにやってんだ!!
俺は慌ててシーツを鷲掴み、首元まで隠してしまった。
既に顔は火だるまだ!真っ赤だこの野郎!
「んっ、なんだ、どうしたジュリ……ぁ…?」
背後でアリィも起き始めた。
「僕ね!ここを第2の家にする!アリベルア様が父上で、ジュリさまが母上!!」
「………………は?」
「…なんだ、ジュリ、俺たちの子どもか」
とんでもない事を言い出すアリィを頭突いたのは言うまでもない。
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俺の神子生活も前途多難である。
「母上!」
「やめろ!俺は珠李だ!男だ!せめてパパにしてくれええ!!」
「何を言う、夫は俺だろう。俺が挿れてるん―――」
「アリィは黙れ!」
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終
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