スピスピ ┃ Prologue
プロローグ葉月1:精霊師。私達はそう呼ばれている。とても大きな学校で、私は、28代四天王を目指している。
【オープニング曲】
校長1「………以上で話しを終わります」
葉月2:私は安藤葉月。今日から見習い精霊師。何故か精霊師クラスに入れたんだ
『あなたは魔力、弱いですね』とか言われたのに…。
ま、これで目標に近づけて結果オーライだけどね!!
ナレータ1:入学式が終わり、葉月はこれから生活するクラス1−Fに入った。途端に目の前にいる男の子が話しかけてきた。
朝姫1「お!葉月、同じクラスだな!!」
葉月3「そうだね、朝姫、よろしくね」
朝姫2「おう!よろしくな!!」
ナレータ2:彼は石井朝姫。葉月の幼なじみである。彼も28代四天王に憧れている一人である。
朝姫3「でさ、入学式で金髪の男を発見したんだよ!」
葉月4「へぇ〜。どんな子?」
朝姫4「さぁ〜?けど俺より背低……ってアイツだし!?」
ナレータ3:犬のように朝姫は金髪の少年のところに走って行った。
葉月5「あ…行っちゃった…」
優花1「ねえ、あなた」
葉月6「は、はい!!……って優花ぁ〜!?」
優花2「葉月…ヒドいわね…」
葉月7「ごめんごめん!!けど同じ学校だね!よろしくね!」
優花3「よろしく。…何かあったら言いなよ?」
葉月8「うんっ!!」
ナレータ4:彼女は三笠優花。葉月の親友である。精霊師みたいにボランティアをしたいと思っている。
ひろみ1「はいはーい!!静かに!!出席とるよー!!」
優花4「じゃあ、後で」
葉月9「うんっ!!」
ナレータ5:葉月は指定されている席に座る。後ろの席は朝姫である。
朝姫5「あの先生ちっちゃいな…。葉月と同じくらいじゃね?」
葉月10「そうだね〜」
ひろみ2「私は、波崎ひろみです。これから一年間あなたたちの担任になりました。よろしくね」
拓巳1「………あのネックレス…」
ひろみ3「じゃあ、安藤さんから自己紹介。お願いね?」
葉月11「は、はい!安藤葉月です。精霊は、火属性と仲良しです。よろしくお願いします!」
ひろみ4:へぇ…この子が例の…。昔の私みたい。
朝姫6「石井朝姫、名前は女っぽいけど男だからな!28代四天王に憧れて入学しました!よろしくな!」
ひろみ5「に!?28代四天王!?……それ、私だし…」
朝姫7「先生、なんか言ったか?」
ひろみ6「い、いいえ!?次!」
拓巳2「…………小村拓巳、同じく28代四天王に憧れて来ました。……先生、28代四天王って名前は?」
ひろみ7「……………小滝ひろみよ…」
ひろみ8:や、やばい!?あの小村って子勘鋭いから!?絶対バレた!?
優花5「先生、皆自己紹介終わりましたよ」
ひろみ9「え、早!?…では、この学校のルールを教えます」
ナレータ6:ひろみが簡単に説明すると、生徒は当たり前じゃん。と言うように頷いていた。第一は、精霊を大切に思うことである。
ひろみ10「あ、そうそう安藤さん、ホームルーム中に校長室に行ってね」
葉月12「はい、わかりましたー!」
葉月13:校長先生って…。さっき話してたぽっちゃりの人だよね。
ナレータ7:葉月は、失礼な事を考えながら校長室を探した。
葉月14「失礼しま〜す」
校長2「安藤さんかな?」
葉月15「はい!」
校長3「実はね…。35代四天王を君にやってもらおうと思う」
葉月16「え!?えええぇぇ!?」
ナレータ8:次回へ続く