13章日向1:十三章、目覚める漆黒の女王
バルト1「さぁ、かかってきなぁ!人間どもがあ!!」
[爆発音、何回か]
日向2「バルトって、異界の長…なのか?」
セルシウス1「首謀者って訳か…」
ウンディーネ1「私たち精霊が先に行くわ…それまで、あいつの隙を見つけなさい」
優花1「わかったわ」
シルフ1「俺らがやられたら、日向と航平が時間稼ぎしろよ〜」
航平1「わかってますよ」
日向3「校舎は元々校長の最大の魔力で守られているから突破するのは相当難しい」
ノーム1「そう、安心したわ。では、行くわ…」
エルフ1「えぇ、では、参りましょう」
ナレータ1:精霊達がバルトという名の奴を倒そうとするが一向に歯がたたない
精霊2「(歯がたたないようなアドリブ)」
優花2「強い…わね」
拓巳1「糸口を探さないと…」
朝姫1「先生起きるまで時間稼ぎしたほうがいいと思うけどな」
航平2「そうですね。…バルトって三年前の襲撃のときにもいませんでした?」
日向4「あぁ、確か一人だけ逃げていったんだよな?」
朝姫2「え、ザコ…」
航平3「確かひろみを連れて行こうとして確か失敗して逃げていきましたよね」
拓巳2「…先生強いからね」
日向5「だな、じゃあ、俺らはそろそろスタンバイすっかな」
航平4「糸口、頑張って探してください」
優花3「はい、絶対に」
[足音]
ナレータ2:日向と航平は倒れている精霊達を霊界に送還すると、手にそれぞれの武器を持つ
日向6「うわぁ、剣持つの久しぶりだな…」
航平5「マイホームパパなんてしているからですよ」
日向7「ま、生きて帰るってことで」
航平6「そうですね」
日向8「とりあえず眠っている敬未を起こすのも手だけど」
航平7「暴走されるのがオチですね」
バルト2「ほぅ、なかなかのやつらだな」
[爆発音]
日向9「あっぶね〜…」
航平8「………糸口、見つかった!!」
日向10「は?」
航平9「多分、生徒も気付いていますよ」
ナレータ3:航平が生徒のほうを向くと、拓巳がわかったとでもいうように頷いた
航平10「けど、それはスピードの速いひろみじゃないと出来ません」
日向11「あぁ、成る程…あの爆発の後の隙か」
航平11「そういうことです」
[爆発音]
バルト3「何をしている、早くかかってこいっ!」
日向12「…行くぞっ!」
航平12「そうですね」
[足音[走]]
[戦っている音]
優花4「先生、時間稼ぎを始めたみたいね」
朝姫3「で、拓巳。糸口って?」
拓巳3「さっきの爆発、あったよね?」
朝姫4「あぁ。それがどうかしたか?」
優花5「あ!?魔法発射後の一瞬の隙!!」
[足音]
拓巳4「そういうこと、それでスピードの速いひろみ先生が出来るってこと」
葉月1「そうなんだ?」
優花6「葉月危ないわよ!?」
葉月2「私だって、四天王。誰かの役に立ちたいし、学校を守りたい!!」
朝姫5「葉月…」
葉月3「皆だって危ない中頑張ってる!!きちんと自分を貫きたい!!」
拓巳5「そう。じゃあ、先生が疲れて来たら四人で頑張ろう?」
優花7「ちょっと拓巳!?」
拓巳6「これはきっと俺ら四人で乗り越えないといけないんだ。だから、やるよ」
朝姫6「だな!!頑張るか!!」
葉月4「優花…大丈夫だよ!!頑張ろう?」
優花8「…えぇ、そうね。頑張りましょう」
[足音]
日向13「ちっ、お前ら、出来るか!!」
葉月5「出来ます!!」
航平13「…じゃあ、お願いしますね」
[足音走、四人分]
バルト4「くくく、まだまだ弱っちいな…」
[爆発音]
朝姫7「葉月!?」
葉月6「えっ!?」
ナレータ4:とっさに朝姫が葉月の盾になったが、朝姫には何の痛みも感じなかった
[バリアー音]
朝姫8「あれ?生きてる…?」
ひろみ1「ごめんね〜、流石に私、寝過ぎたみたいね。精霊皆全滅してるし、大丈夫?」
葉月7、朝姫9「先生!?」
ひろみ2「さぁ、挽回の物語を創ってくわよ!!」
ナレータ5:次回へ続く