十一章優花1:十一章、襲来

優花2「葉月、口開いてにやにやしない」

葉月1「へ!?…わかってるけど」

優花3「朝姫に告られた?」

葉月2「な!?なんで!?」

[足音]
優花4「朝姫が葉月のこと愛おしげに見てるから」

ひろみ1「へぇ、その話、先生も聴こうかな?」

葉月3「せ、先生まで!?」

ひろみ2「やっと葉月ちゃんに告ったんだ?やるね、朝姫君!!」

優花5「それで、葉月がにやにやしてて」

ひろみ3「ふむふむ、まだ決まってないんなら焦らないでね、恋愛も…勉強も」

葉月4「ま、まさかテスト…また不合格ですか?」

ひろみ4「いや、前回に比べて魔力がぐんと強くなってるわよ?だから今回は葉月ちゃんは中間の成績よ」

葉月5「ちゅ、中間!!やったぁ〜、初めてだぁ〜!!」

優花6「良かったわね、葉月」

葉月6「うん!」

ひろみ5「じゃあ、私は次の授業の…」
[爆発音]

[ガヤ]

女子A1「モンスター!!」

男子A1「異界の歪みがある!」

女子B1「ど、どうしたらいいの!?」

男子B1「が、学校には行ってきてねえか!?」

ひろみ6「静かに、私が見てきます。四天王四人共ついてきて!!他の生徒は絶対、この教室から出ないで下さい。わかったわね?」
[静かにでガヤフェードアウト]

女子A2「はい!わかりました」

SE:走る

ひろみ7「全く…ウンディーネ!」
[召喚したような音]

ウンディーネ1「…久しぶりね…戦うのは」

ひろみ8「アクアストリーム!!」
[水の音]

ウンディーネ2「はぁあ!!」

[足音[走]]
朝姫1「強ええ…」

拓巳1「流石、28代四天王…」

モンスターA1「ヘへヘ、気付いてないギャ」

モンスターB2「行くギャ」

[足音[走]

優花8「た、拓巳!!!!後ろ!?」

拓巳2「………ジン」

ジン1「なんだい、拓巳」

拓巳3「裏拳かまして」

ジン2「ほ〜い♪」
[打撃音]

モンスターA2「グォォォおオォお!?」

モンスターB2「う、無念…」
[倒れる音…パタ…的な]

拓巳4「うわ、弱い」

ひろみ9「小村拓巳プラス五点」

葉月7「先生、成績上がるの!?」

ひろみ10「え?いやいや、言ってみたかっただけよ?」

優花9「…上がると思ったのに」

朝姫2「おいおい…優花」

拓巳5「そんな暇ないんじゃない?」

葉月8「それもそうだね!よーし!!いっちょ頑張りますか!!」

朝姫3「そうだな。で、先生。どうするんだ?」

ひろみ11「日向と航平がいるから、一階はなんとか大丈夫として、異界の歪みが極端なのよね」

優花10「歪みを治すんですか?」

ひろみ12「そういうこと。…けど、それには校門までいかないと…」

葉月9「よし、レッツゴー!!」
[足音]

モンスターC1「………死あるのみ」

モンスターD1「死ねー!」

ウンディーネ3「はぁあ!」

ジン3「ウンディーネ、相変わらず怒ると怖いね〜」

ウンディーネ4「うるさいわよ!!」

[ジン、ウンディーネ戦っている声を何個か]

朝姫4「先生!!俺達も精霊出しますか?」

ひろみ13「ん?まだ大丈夫。ウンディーネとジンがいたら大体は片付くからね」

拓巳6「ジンとウンディーネだけだと、大変じゃない?ひろちゃん」

ひろみ14「それもそうね…ってだからその呼び名やめなさい」

拓巳7「いいじゃん、先生よりひろちゃんの方が」

ひろみ15「なんでよ?」

拓巳8「童顔だから」

ひろみ16「んな!?ふざけんなぁー!」

朝姫5「先生、抑えて抑えて!!」

葉月10「そうだよ、先生!!」

優花11「はぁ、物凄く不安…」

拓巳9「俺も同感」

優花12「拓巳が先生を怒らせるからよ」

拓巳10「そうだっけ?」

優花13「ハァ…」

ウンディーネ5「…霧がないわ」

ジン4「疲れた…」

拓巳11「お疲れ」

ジン5「拓巳の笑顔!!か…可愛い」

葉月11「ホントに可愛かった」

朝姫6「なんか俺もちょっとドキッとした」

優花14「天使の笑み」

拓巳12「何言ってんの、モンスター始末するよ」

葉月12「あれ?先生は?」

ノーム1「最上級精霊を出す詠唱をしてるわ…」

葉月13「あ!?ノーム!」

ノーム2「久しぶりね、皆…」

ウンディーネ6「そうね、戦いで皆出るのは三年前の話ね」

シルフ1「へヘっ!!お久しぶり〜、ウンディーネ、ノーム、ジン!!」

ジン6「シルフ!!うわぁーい、お久しぶり〜!!」

ノーム3「…久しぶりね」

ウンディーネ7「…このくらいでいいわ」

ひろみ17「ん、わかったわ」

SE:倒れる

葉月14「先生!?」

朝姫7「大丈夫か!!」

ひろみ18「大丈夫よ…ちょっと休ませて」

ジン7「ひろみは僕が見とく。僕は他の精霊より階級が下だから!」

ウンディーネ8「…そう。なら私のパートナー、頼むわよ、ジン」

ジン8「任せとけ!!」

[足音]

葉月15「だ、大丈夫かな…先生…」

朝姫8「大丈夫だ!きっと!」

優花15「えぇ、大丈夫よ、ほら、あと何百体もいるんだから」

拓巳13「先生目覚める前に片付けないと」

葉月16「よーっし!!いっちょ頑張りますか!!」

朝姫9、シルフ2「オー!!」

ナレータ1:次回に続く

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