航平1:7章、ドキドキ、ワクワク、四天王合宿
ナレータ1:あれから一ヶ月、一回り成長した四人は…合宿に来ていました。
葉月1「海だぁ…!!」
日向1「おぉ、さっすがだなぁ」
睦月1「なんで俺もいるわけ?」
美由1「同じく私もです…」
日向2「兄弟もいいって言ったんだよ!!そうしたらおまえらが来ただけだ」
拓巳1「美由…嫌だった?」
美由2「う!ううん、大丈夫だよ」
航平2「ほら、家が見えて来ましたよ」
葉月2「すごーい!!綺麗!!」
日向3「航平ん家の別荘って相変わらずだよなぁ…」
航平3「あはは…そんなこと言われましても…」
優花1「…ホントに大きいですね」
朝姫1「先生!!後で泳いでもいいっすか!」
航平4「荷物整理してからですよ」
朝姫2「よっしゃ!拓巳!!」
拓巳2「ヤダ、一人で泳げば?」
朝姫3「……ひどい…」
睦月2「仕方ねえな、俺が一緒に遊んでやるよ」
朝姫4「お!!サンキュー!!睦月」
優花2「どっちが年上か…」
葉月3「わからないね…」
朝姫5「葉月も泳ごうぜ!」
葉月4「え!えーっと…」
ナレータ2:葉月はちらっと航平に目線を送る、航平は視線に気付き微笑む
葉月5「み!!皆が泳ぐなら!!も、もちろん先生も」
優花5「別に私はいいわよ」
美由3「…私も少しなら」
日向4「俺もいいけど」
拓巳3「…はぁ…仕方ないね」
葉月6「航平先生は?」
航平5「はい、いいですよ」
葉月7:やったー!って…私喜んでる…なんで?
朝姫6「…はぁ……」
睦月3「報われねえな…朝姫…」
日向5「だ、け、ど!」
葉月8「ん?」
日向6「そんな体力、あるかどうかわからないぞ」
朝姫7「は?」
拓巳4「…仕事?」
航平6「そんな感じですね」
ナレータ3:一時間後
葉月9「はぁ…はぁ…100!!」
優花6「な、なんで…はぁ…はぁ」
拓巳5「筋トレ…はぁ…」
朝姫8「皆遅いなぁ…後100回あるんだぞ?」
優花7「朝姫…なんでそんな…普通なのよ!?」
朝姫9「毎日、筋トレしてるからな」
葉月10「はぁ…疲れた…」
優花8「あと76回…」
拓巳6「…はぁ」
日向7「ほら、これ終わったら今日は終わりだぞ?」
航平7「ご飯出来上がってますよ」
葉月11「頑張るぞ☆イエーイ!!」
優花9「そうね…どうせ毎日やるはずだものね」
拓巳7「めんど…」
朝姫10「ほらー、あともっちょいだぞ!俺は終わった!!」
葉月12「朝姫、はやーい!」
ナレータ4:三人がトレーニングを終え、食事が並べられていた。
美由4「お疲れ様です」
朝姫11「うわぁーすっげー!うまそ〜!!美由ちゃん作ったのか?」
美由5「い、いえ、私は手伝っただけです…」
拓巳8「…じゃあ、誰が作ったわけ?」
ナレータ5:拓巳の言葉に皆は一人の少年を見た。
睦月4「そうだ!!俺が作ったよ!!悪いか!!」
葉月13「睦月の料理久しぶり!!睦月、とってもおいしいよ!!」
朝姫12「まじだ!うめぇ〜!!」
優花10「…嫁に欲しいわ…」
拓巳9「…美由のよりおいしい」
睦月5「ちょ!?何だよ!?皆揃って!?」
ナレータ6:睦月の言葉も聞かず、全員、料理を食べた後、部屋へ戻っていった
日向8「疲れたんだな、ま、俺達も寝るから、睦月後は頼んだ」
睦月6「はい、お疲れ様でした」
ナレータ:それから三日間、四人は過酷なトレーニングを受けていた。
ナレータ6:最終日
葉月14「先生?今日は…って寝てる…」
航平8「……………」(アドリブ)
葉月15「な、なんか色っぽい…」
葉月16:綺麗だなぁ…航平先生…
朝姫13「このまま、キスしてもばれないかなぁ…」
葉月17「ひいやぁあ!?あ!?朝姫!!」
朝姫14「って思ってたんだろ?」
葉月18「思ってない!!」
日向9「おーい、どうした?あ、航平寝てるな、疲れたんだな」
葉月19「そう…みたいです」
日向10「このままキスしてもばれないかなぁ…」
葉月20「ひいやぁあ!?せ!先生まで!?」
日向11「聞こえただけだ」
葉月21「…はぁ」
朝姫15「先生、今日は筋トレしないのか?」
日向12「したいのか?」
葉月22「やりたくないです」
日向13「わかってるって、今日は遊んでこいよ!!」
朝姫16「マジ!!やった!!」
葉月23「皆に知らせてくるね」
ナレータ7:5分後
葉月24「ひゃあ!!冷たい!!」
朝姫17「同じく!!ひゃ〜〜つめてえ!」
睦月7「おめえら、二人で仲良く遊んでんじゃねえよ!!皆で遊ぶんだろ?」
葉月25「あ…そうだった」
朝姫18「先生は?」
優花11「逃げたわよ」
拓巳10「書類の確認するってさ」
朝姫19「ま、いっか!!美由ちゃんもおいで!」
拓巳11「あ…美由は」
美由6「ここにいます、塩水肌に合わないんです」
葉月26「え!?じゃあ、ビーチバレーにしよ!」
睦月8「賛成〜!!」
優花12「本当に元気ね…」
ナレータ8:生徒たちがビーチバレーに熱くなっている間、先生は山積みにされている書類に目を通していた。
日向14「やっぱり出たな…不信任案」
航平9「ですね、けどこの不信任案は無効ですけどね」
日向15「あぁ、生徒に推薦された場合は不信任案は有効だが、校長の推薦は無効だからな」
航平10「シュレッダにかけますか」
日向16「そうだな、あの四人はここからだな」
航平11「そうですね…」
日向17「あ、そうだ、なんでさっき起きてたくせに寝たふりしてたんだ?」
航平12「何の話ですか?」
日向18「それに、今生徒いないから別に丁寧な言葉じゃなくてもいいぞ」
航平13「…そうだな。先生になってから癖がついてたからな」
日向19「それでこそ、俺の幼なじみであり…」
航平14「親友だって?」
日向20「…ま、な。…で話戻すけど、寝たふりしてたのはなんで?」
航平15「さぁ、ね」
日向21「航平らしい答えだな。じゃあ、そろそろ生徒たちに帰ること知らせるか」
航平16「…そうですね」
ナレータ9:一時間後、それぞれの家に帰っていった。それぞれ満足のいく合宿であった。
ひろみ1「次の執務、動くといいけど…生徒全員」
校長1「ここからが彼女らの見せ場ですよ、ひろみ」
ひろみ2「相変わらずですね。うちのときもそう言ってましたよ」
校長2「…そうだね…君の場合は、かなりの仕事を押し付けましたね」
ひろみ3「一日で判押し5000枚。2時間でたくさんの仕事を押し付けられ…、あれほど、人を嫌いになるなんて初めてです」
校長3「…そのはっきりした性格。少しは直しなさい」
ひろみ4「これは失礼しました。この性格は昔からなんです。今更直せといわれても直しませんよ」
校長4「…心配しなくても、大変になったら手を貸しますよ」
ひろみ5「ならいいですけど、では、失礼します」
ナレータ10:ひろみが校長室から出ると、ひろみは溜息をつく
ひろみ6「これからの四人の成長、見届けないといけないんだね。古谷は手を出すなってことか」
ナレータ11:ひろみは真剣な顔をするとそういい放った
ナレータ12:次回に続く