Song.6 1

四季1
「いよいよ、ね。…集客が良かったら、きちんと返すわ」

さくら1(タイトルコール)
空の愛唄 song.6 Sky line.

[BGM 楽屋]
[ME ガヤ]

四季2
「あ…。一ついい忘れてたわ。今日、ゲストにskyを歌わせるの」

颯1
「…へぇ〜。空の愛唄をですか?」

四季3
「えぇ、そうよ。…それじゃあ、良い結果になるといいわね」

[SE 足音]

和也1
「いつだってさ、損得勘定に縛られることもいいけど…日本さん、いつまでも怖い顔で仕事続けるの?」

四季4
「……和也も大人になったらわかるわよ」

[SE 足音]

和也2
「……そんな大人にはなりたくないけどね」

颯2
「ま、親子対決でもあんだな…今は」

実里1
「大丈夫大丈夫!!いつもより、すんなり曲出来たし。ね、さくら!」

さくら2
「……ん?あぁ、そうだね。…損得勘定ね」

和也3
「…うん」

さくら3
「自己満足でも良いんだ私は。ただ皆が居て…そしてギター片手に弾き語りが出来れば。元々金はあればラッキー程度だし。……今は存分にコイツを使って…歌いたい」

颯3
「今日は久しぶりに小屋でのライブだしな!存分にやろうぜ!」

実里2
「うん!!楽しんでこ!」

スタッフ1
「次のバンドお願いします。」

実里4
「皆、準備はOK?」

さくら4
「……よし、新曲お披露目タイムだな!!」

[SE 足音]

客A1
「あ!!さくらだー!!」

[SE 口笛 チューニング中]

客B1
「さくらが戻ってきた!!」

さくら5
「はい、さくらでーす!ギターを持つのも結構久し振りな気分です」

颯4
「いや、昨日一日中弾いてたじゃん…あの曲をさ」

客C1
「あ!空の愛唄かな!!」

実里4
「今回は何と!!新曲だよー!!」

[SE ざわめき]

客D1
「え!?新曲…?空の愛唄じゃないの?」

さくら6
「……今、空の愛唄はとある事情でオリジナルでは無くなりました。あの曲は私達四人の曲です。それは変わりない」

和也4
「…うん、そうだよ。俺らの曲だ」

さくら7
「だからこそ、いつか…いや、次のライブで"オリジナル"として歌うから、それまで待っていてください!!」

[SE 歓声]

客B2
「…さくらの歌う空の愛唄、いつまでも待ってる!」

[SE 手笛]

さくら8
「ありがとう…。それでは、新曲お聞きください……Sky line.」

[挿入歌 Sky line]

四季5
「……こんな形で来るとはね…。さて、集客数聴きに行こうかしら」

さくら9
「今日は一曲だけなんだけど、次のライブでも皆に会いたいです」

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