紫槞9
「はい!!それで僕、今山頂に近い所の泉に居るんですよ!…………あ、れ?圏外区域?アシル山、今までバリ3だったのに」

紫槞10
「………………黄乃さん。まだ怒ってるだろうか…」

紫槞11
「けど、俺だってもう高校生ですよ!!一人で行動位出来ますよ!!…………方向音痴ですけと。あ、バリ3」

紫槞12
「…うぅ、また圏外に。電波の状況良くなったら連絡しましょう………………やっぱり意地張らずにお願いしとけば良かった」

紫槞13
「…いつの間にか夕日が!!…………っ!?な、何だ狐か、びっくりした」

紫槞14
「…一人ってこんなに不安になるものなんだ」

紫槞15
:旅日記三日目。朝から一人で散策しようと、黄乃さんの反対を押し切ってアシル山に登る。
桜は見付けることは出来たけど、圏外で教えることを出来なくなった。
……心配かけて、迷惑も掛けてしまった…。


紫槞16
「……下れば大丈夫かな…っ痛!!…さっきくじいたの酷くなったのかな…はぁ、少し休もう。……黄乃さんにも謝らなきゃ」

純11
「どこに行こうか」

黄乃15
「登りましょう。紫槞君ならそうします」

橙果11
「流石黄乃ちゃん!!じゃあ。早く行こう!!」

紫槞17
「……皆、来てくれるのかな」
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