アナウンス2
「12時30分発 旭川方面稚内行き特急がまもなく発車致します」

穏やか

橙果4
「この時間帯って結構人多いかと思ったけど…あまりいないんだね」

黄乃4
「そうですね〜。少し騒いでも大丈夫ですね〜」

翠5
「まじか!!お前ら、騒ぐ前提かよ」

紫槞6
「ま、まぁ。ボリューム抑えて話しましょう」

黄乃5
「え〜っと。旭川で降りたら、アシル山の無料送迎バスがあるらしいです」

橙果5
「…。うん」

純6
「どうした橙果?」

橙果6
「せっかくの5連休なのにごめんね!」

翠6
「あぁ、全くだな」

橙果7
「うぅ…珍しく翠が怖い…」

翠7
「本当はゲーセン行ったりしたかったなぁ〜」

橙果8
「それでも、僕は…純ちゃんを桃太郎にして、どこかに行きたかったんだよ!」

純7
「私は桃太郎のイメージから離れないのか…」

橙果9
「翠だって、純ちゃんだって!!来年には離ればなれになるかもしれないじゃん!!…だから、その。学生としての夏に思い出があっても……いいかなって」

紫槞7
「だから、あまり行ったことのない北の方に…」

橙果10
「桜を見に行きたいのはホント!!でも一人じゃなくって皆で行きたかったから…」

黄乃6
「はい〜。だから黄乃も賛成しましたよ〜!」

橙果11
「黄乃ちゃん!……ありがとう。紫槞君と純ちゃんを入れたのはその為だったんだね」

紫槞8
「俺も成り行きとは言え、アシル山に行きたかったので丁度良かったです」

黄乃7
「ピンクの桜、見たいです〜!!」

橙果12
「二人とも…」

瑞葵6
「橙果の気まぐれっぷりは今に始まったことじゃないけど…」

橙果13
「気まぐれ……」

瑞葵7
「少なくとも、俺は楽しいけど?」

橙果14
「…!!瑞葵君が!かぐや姫の帝になった!!」

瑞葵8
「というか、寝ていい?昨日純さんが着物のほどき方教えてくれなくて、どうやったら一瞬でほどけるか考えてたら、完徹しちゃってさ。おやすみ!」

純8
「いや、それ私は関係ないだろ。……ごめん。ちょっとお手洗い行ってくる」

黄乃8
「あ、黄乃もお手洗い行きたいです〜」

立ち上がる
足音

橙果15
「あ、うん!分かったよ〜!」

紫槞9
「僕は音楽に集中するので寝ますね!何か用があったら呼んでください」

翠8
「旭川に着いたら起こしてやるよ」

紫槞10
「お願いします。おやすみなさい」

F.o
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